さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

そば打ち教室

今月初旬に、いつもと違う地区の家庭教育学級で、初めて蕎麦うち教室に参加して来ました。 講師は、新田の「そば匠 のむら」の野村博史さんでした。アシスタントは、松田さん。 「そば道」という言葉が何度か出てきましたが、なるほど~という所作が、最初からありました。 そば粉をふるうのに、ガシガシやったりトントン音を立ててやらないこと(右写真)。 やさしく穏やかにふるっていくことが所作としても好ましいとのことでした(左写真)。 水を3回ぐらいに分けて入れながら、砂利状態にしていきます。手はパ~ッと開いて。 こじゃり状態が全体的に出来ると今度はひとまとめにしていきます。 この時のポイントがこね方。かかとを上げて力をストンと落とす感じで、力こぶしなどで力一杯こねていくという感じではないそうで・・・これはまたやってみないと感覚、忘れてそうです(こちらの家庭教育学級は今月初旬でした)。   ちょっとパンをこねていく感じにも似て見えましたが、生地の変化は、そば粉のほうがより明瞭でした。 菊ねりとへそだしも見せて頂きました。 菊ねり後はキズを集めるために蕎麦玉をえんすい形にするそうです。 この後は薄く広げる工程に入ります。 周辺から押さえて広げていきます。 蕎麦玉を手でつぶして20~25cmぐらいまで広げたら、次は「のし棒」を使って広げます。この日は80cm棒。 丸かったのが徐々に四角いカタチへと変化。(私も後から少しやってみましたが難しかったです)。 厚さを均一に引き延ばして行く際、のし棒を猫の手のように持つ方法と、九州でメジャーなバイバイの手でやる方法があるようで、私は断然「ペナルティ」のワッキーの芝刈り機のような動き(バイバイの手)のほうがやりやすかったです。 薄さが均一(5㎜ぐらい)になりキレイな四角になったら、いよいよ次はそば生地を畳んで切ります。 うち粉も、のし棒で広げてほぼ均等に。小間板(こまいた)に添える手も独特~。 少し左に包丁を倒して小間板をズラしてからカット。この時、包丁は前に押し出す感じ。 これが初めての私や他の方々も前にいく感じにならなくて自身に包丁が近づき、これは危ないと思って、急ぎ前側に包丁を移動させながら蕎麦生地を切りましたicon10  ポイントは腕そのものを前後に動かすことだそうで・・・切るのが一番楽しかったですicon14 切った後の蕎麦の粉を、持ち替えてふるって置く流れも美しかったです。 そして切り幅・・・あまりにも違っていて、さて美味しく頂けるのかなと心配になりましたが、もり蕎麦ではなかったので、麺つゆもよく絡む幅でした~icon47 なめこは煮出しただけと言われていましたが、とても美味しかったですface05 食後は、蕎麦湯もいただきました。 この日は2グループに分かれての実習で、野村さんではなく松田さんのグループでしたが、随所に美味しい蕎麦の食べ方や県内や市内のお蕎麦屋さんの情報もお聞きすることが出来、とても有意義なひとときでした。 そば打ち倶楽部は段とりもあり、多くの方が趣味でやっていらっしゃるらしいのですが、なかには野村さんのように開店なさっている方もあるのだとか。ちなみに松田さんはご夫婦で趣味がてら始めたところ、松田さんのほうがハマり、これから三段を受けると言われていました。 野村さん、松田さん、お世話になりました~face02 今回はたまたま陶芸教室で、鉾石先生から「菊練りが出来たら、お蕎麦も上手に出来ますよ」と言われた日にたまたま次男が、こちらの蕎麦うち教室の案内チラシを持ち帰って来たので、申し込みました。これもご縁かなとicon14 江戸蕎麦のお話も楽しく、二八蕎麦もとても美味しかったです。 野村さんのお店「そば匠(しょう) のむら」は、防府市新田のトライアルを過ぎたあたりのご自宅にあるようです。 完全予約制で1日1組(4人ぐらいが理想)ですが、テイクアウトもあるので、これから年末にかけてご興味のある方があればぜひ。注文を受けてから打つらしいので、ランチタイムも正午から(10時から仕込むので)。 ランチタイムは、蕎麦懐石で、1,300円、1,500円、2,000円の3つから選べるそうで。 近いうちに行ってみようと思っています♪