エスプーマ風
これまでのランチ会や試食会のブログでも、作り方についても文章中にリンクを貼っているので、リンク先(同じ「のたりのたり日記」内のページ)をご覧いただくと分かるようにしているのですが、今回はじめて作ってみたエスプーマについてはまだ書いたことがなかったので、こちらにアップ。
エスプーマ(ESPUMA)とは、スペイン語で「泡」の意味で、通常は亜酸化窒素を使って食材をムースのような泡状にする調理法や調理器具のこと。
たまたま試食会を開催する前週に、NHK「ためしてガッテン!」でやっていたので、「第3回 tsunagaru de 試食&試飲会 in ウミネコ酒店」で初めて作ってみました。
というのも冷凍しておいた真竹をいつものように自然解凍してみたものの、いつもと違う感じになったので、シンプルに焼いて桜海老塩をかけるだけでは美味しくないかも~と思って、前夜に思いつきました。TVを観た直後に100円ショップで購入して来ていた網じゃくしは、こちら(3本のうちの1本を使用)。
虫ケースは本文とは関係ないです・・・たまたま撮った写真がこれしか残っていなかったもので・・・
さて作るのに必要なものは、網じゃくしとボウル。それから「粉ゼラチン」と80度のお湯のみ。
番組の中では用意する液体を80mlに対して、粉ゼラチンを溶かした80度のお湯を30mlとしていました。そして混ぜ合わせる液体は、冷やしておいたほうが良いようでした。
ただし、辛いもの、油の多いもの、粘度が高いものは泡立ちにくいとの話もありました
温度計も持ち込んで粉ゼラチンも持参していましたが、量がアバウトでしたので少々泡状になるか心配でした。で、結局、ゼラチンはダイソーで販売されているものを1袋まるごと投入。
ひたすらかき混ぜるだけでなく、途中から氷水の中でやることで一気に泡状になりました。
(たまたまワインクーラーがありましたので、その中でやって頂きました。鎌田店長さん、有難うございます☆)
今回はtsunagaru-tsuangaruの桜海老塩(粉末状)を入れたエスプーマで白かったので、上に桜海老塩も乗せましたが、燻製醤油や燻製白だし、べじドレのジンジャー&レモンや柚子こしょう、梅醤油でやってみても美味しいかと
番組中でも言われていましたが、泡状になると舌の上に留まる時間が長くなるので、通常量よりも少なくても味わい深いのだとか。なので醤油などの塩分を採り過ぎてしまいがちなものはエスプーマ風がオススメとも。
あと、こちらのエスプーマ風は食べる直前に作るのもポイントのようでしたが、その後はどのぐらいもつのかなぁ~と思って観察していましたが、半日も持ちませんでした。せいぜい6時間ぐらいかと。
で、写真の一皿は試食会の終わった夜に作ったものなのですが、焼き立ての真竹に崩れかけのエスプーマ風の桜海老塩を乗せてみたところ、ご覧の通り、すぐに液状になってしまいました
そういうわけで大量に作ったエスプーマ風の桜海老塩は多くを捨てることになりましたが、試食会のなかで豪快に泡状になるのをご覧いただくには必要量だったかなぁとも
また、今回の試食会にご参加くださった7人の中に、この番組をご覧になって、何度もご自宅で試していらした方もおられて心強かったです。また会が終わってから「私も(あの番組を観て)気になっていたので、きょう食べることが出来て良かったです」とおっしゃって下さった方もあり、嬉しかったです
NHK「ためしてガッテン!」は今年で20年目らしいのですが、私自身、この番組を見たのは十数年ぶりでした。たまたま泡がテーマというのを知り、もしかしたらムース(泡)状のこともやってくれるかも~と録画していました。
エスプーマ風、カンタン美味しいので、ご興味のある方はぜひ。
もひとつオマケです。
今回の新じゃが、試食会では初めてお出ししましたが、塩や胡椒をいろいろと変えてやってみると楽しいので、これもいつかエスプーマ風にしてみようかなと思っています。
今回は初めて、有機白胡椒と燻製ローズ岩塩で味つけしてみました。なので香りも十分だったかなと。
新じゃがの揚げ蒸し焼きは、こちらにも▼
http://onukiya.soreccha.jp/e329611.html