イタリア料理 Cannista (カンニスタ)
昨日はポツポツ雨が降り出しそうな空のもと、初めてのお店に友人と行って来ました
大好きなイタリアンなので期待が高まるのを抑えながらの入店
予約をした時点で「あと1組なら」と言われたものの、11時半に予約が集中しているということで予約できたのは正午でした。すっかり空腹ポイントを過ぎていました
ランチタイムはワンメニュー(税込)1,800円ということで、パスタのみ3種類からチョイス。
最初に運ばれて来たのは色鮮やかな、宇部産ビーツの冷製ポタージュ。
とても甘くて何か足してあるのかなと思いましたら何も加えていないとのことで、友人と驚きました。甘さはサツマイモのそれと似ているように思いました。そばにあるのは、自家製フォカッチャ。ほぼ塩気もなくドライなタイプでした。
続いては、前菜プレート。
アンチョビドレッシングサラダ、オレガノ風味のトリルム サルサ・トンナート、バーニャカウダ、宇部産タケノコのカポナータ、チーズピザ、サワラのブランダードの6種。
トンナート・ソートは昨日はじめて頂きました。美味しかったので、いま初めて検索してレシピも確認。近いうちに作ってみたいと思います。トリルムって何だろう?聞き間違えだったかも!? トリリウムだと植物の名前だしなぁ~
またブランダードも初めてでした。薄切りパンの上に乗せられている、左上のパテのようなものです。
ブランダードとは「かき混ぜたもの」という意味。フランス南部のランドック地方の代表料理で、特にニームの名物料理とされているそうで。私の第一印象は、高級な蒲鉾のお味。
ピンクペッパーなどをちょっと乗せて欲しいと思いましたが、他とのバランスを考えると上品な味つけでちょうど良かったような気も・・・。そうです、いずれも薄味ギリギリのラインで、サラダのアンチョビドレッシングが何故だか甘く感じました ←ビールと雰囲気に酔ってしまって味覚がオカシクなっていただけかも!?
続いてはパスタ。
私は左写真の、サボイキャベツとカラスミのペペロンチーノ。サボイキャベツって何だろうと思ったら、ちりめん(縮緬)キャベツでした。こちらも契約農家さんからのお野菜とのことでした。
友人は、右写真の、ポルチーニのクリームリゾーニ。リゾーニも初めてでした
リゾーニは、お米型のパスタでつるつるした食感もたまりません。これまた見つけたら家でも使ってみたいパスタです♪ またポルチーニの芳醇な香りにも友人はヤラれていました
ここで私は白ワインを注文。パスタの邪魔をしなくて良いかなと思ったのですが、フルーティで少々物足りませんでした。次回は赤ワインにしようっと(既にまた飲む気マンマン・・・ランチタイムにビールとワインの両方を飲むのは初めてでしたが次回は夜のコース気分でお酒もたっぷり頂きたいところです)。
パスタ3種のうち残りのひとつは(こういうとき3人だと3種とも楽しめるんですよね~)、アマトリチャーナだったかと。3種類とも全く違う素材、ソースでした。
ドリンクメニューは、こちら。
イタリアのクラフトビール「ISAAC(イザック)」は東急百貨店の「イタリアフェスタ」にてみんなで飲んで懐かしさもあったのですが、これは複数人で飲みたいビールかと(独り飲みは止めておきます)。
ラストのデザートは、カボスとレモンのセミフレッド。これまた初めて~
卵白とジェラートを合わせたもので、通常のドルチェを半解凍しているようなタイプとは異なり、これまた友人と感激しました。とても美味しかったです!
ちなみにセミフレッド(Semifreddo)は、英語だと「half cold」なので名前の通り、半解凍状態のケーキという意味。
締めのコーヒーも美味しかったです。カウンターの中にNESPRESSO(ネスプレッソ)のマシーンが見えました。
で、いま初めてネスプレッソの公式サイトも観てみると、いずれも透明のカップの画像なので、もしかして、そういうこと?と思った次第。
昨日の珈琲は美味しかったので薄さは感じませんでしたが、これまでガラス器で出された珈琲はいずれも美味しくないと感じることが多かったので、ここはひとつ磁器が良いなぁ~と思ったのですが、もしかしたらネスプレッソが推奨しているのでしょうか。例に出したガラス器を使っていらっしゃる店舗はいずれもネスプレッソではなくプレスなさっていましたので、淹れ方そのものがイマイチだったのかなぁと。
さて初めて伺った「イタリア料理 Cannista (カンニスタ)」さんはオープンして1年半だそうで、オーナーシェフの眞田(さなだ)さんが宇部市恩田のご出身で、福江さん(左)は厚狭(あさ)のご出身。お二人とも東京や福岡からUターンされて今に至るそうです。
入ってすぐ右手にはワインセラーもあり、いつか夜にお酒の強いメンバーと思いっきり飲みたいと思いました。ですが、こちらのお店ではひとりで来られてワインをボトル飲みされる方も珍しくないらしいので、そういった方と重なりたいわぁ~と妄想しちゃいました。
日替わりメニューで、気さくなシェフお二人がカウンター越しにいらっしゃるので、ひとりでも存分に楽しめそうなお店です。パスタも私好みで、この固さなら息子たちも大好きだなと思いましたが、大人空間なので彼らが高校生になってからかなぁ~とも。
▼カンニスタさんの公式HPより抜粋(ネット上の情報もHPも今はじめて拝見しました)。
過度な軽装及びお子様連れ(中学生未満)でのご来店はご遠慮いただいております。
大人空間ということでも、カフェ・ド・ハナさんやポット・プーリーさんを思い出しました。
最後に店内写真です。ラッキーなことに、デザートを出して頂く頃には他の方々は皆さん帰り支度をなさっていたので、お片付け前のところで申し訳なかったのですが、たっぷり撮らせて頂きました。
団体さんも奥に座っていらしたのですが、内装レイアウトが良かったようで全く声も聞こえず、友人とふたり空間を存分に楽しむことが出来ました。とても有り難かったです~♪
私たちの席からはちょうど外の風景も見えました。
道沿いにはハナミズキも植えられているので、満開の時季だとまた美味しいイタリアンと赤ワインが更に自分の中に染み入りそうです
また細かいところですが、カラトリー置きにコルクもご用意があったものの、テーブルに直置きしないで済むように黒いカードも添えられていたのも嬉しかったです。
他にもちょっとした心遣いが随所にあり、友人も「サービスのタイミングも絶妙で本当に良かったね~」と喜んでいました。お互いが気分良くなると更にお料理も美味しく感じるので、ほんとうに貴重なひとときでした。
予報にあった雨も心配しましたが降っていなかったので、帰り際にも、店先でパチリ。
駐車場はお店そばにもあるようでしたが、ちょっと歩いた場所に置いて行くのも楽しいですよ。というのも、食後は駐車場までを歩きながら余韻を友人と語うにはちょうど良い距離だったりしますので。
場所は、JR宇部新川駅から徒歩5分、山口大学医学部付属病院の横です。
グリーンのオーニング(ひさし)テントが目印です。私は自転車で通ったときに見つけましたが、車で頻繁に通行している友人などは気づいたことがなかったと言っていました。確かに私も昨年中に何度も渡辺翁記念館の付近にも来ていましたが気付いていませんでした。
お店を教えて下さったチャシツの秋月さん、ことり(藤城せい花)のユキノコさんに感謝・感謝です!
ここからはオマケです
毎回どこのお店に行ってもメニューなどは記憶だけを頼りにしていますが、今回ばかりは初めて耳にする料理名も多くてうまく覚えられず・・・。備忘録としても欲しかったのでダメもとでお願いしてみたところ、ササッと書いて下さいました。
福江さんの字が上手で驚きましたが(走り書きでここまで男性の方が書かれるとはお見それしました)、最後の一文は帰宅してから気が付きました。
また行きます!
あ、そうそ書き忘れていましたが、ランチは月曜(定休)日と火曜日はお休みです。
予約をして行くのが確実です。
お料理内容はもとより食後の珈琲とデザート、それから今どきなかなか付いていない小タオルまでご用意されていて税込1,800円のランチは、オススメです。
夜はアラカルト(単品料理)のみメニューに記載されていましたが頼めば、お任せでコースもご用意いただけるようでした。いつか夜も行ってみたいですが、しばらくはランチタイムとなりそうです。