N-3trois (エヌ・ トロワ)のランチ
10月末に、N-3trois (エヌ・ トロワ)のプレオープン・ランチに友人とお邪魔しましたが、11月3日にグランドオープンしたので、今週あらためてお訪ねしました。
今回は、萩在住の線描画家・田村覚志さんと。
オープン前から野村公貴シェフから2枚の絵をオーダーされていた田村さん。オープンしたらすぐに行きたいと思っていらしたようで、直前の予約でしたがランチタイムに伺うことが出来ました。
といってもオープン時間の11時半からは既にご予約のお客様がおありとのことでしたので、前回のときから決めていたカウンター席を希望~♪ そうしましたら偶然にもこのショット
もちろんワイングラスの中はノンアルコール。chasitsu(チャシツ)さんのオリジナルブレンドティー。

田村さんの照れ笑いの目線の先には、野村シェフ。他のお客様もいらしたので、この日の私は前半だけはかぁなぁり静かにしておりました
イエローカードをもらっても困りますからね~
といってもランチタイムからワインを飲むのは同じでした。今のところ同じワインのご用意はしないということで(ワインメニューはタブレットにて見るようになっていますが私は拝見したことはなく、今回も2択をもらって、直観でチョイス
)、この日も新しい出会いのワインばかりでした。

右写真は、メニュー代わりの「旅のしおり」です。プレオープンの時にはなかったので新鮮でした
アミューズは前回と同じく山口県防府市在住の陶芸家・間鍋竹士さんのプレート皿から。
小皿は、山口市の明善窯・大和佳太さんによるもの。
グジェール(チーズ風味をまとったシュー皮)2種からスタート。
ブラジルのポン・デ・ケイジョもチーズが混ぜられているけど、あちらよりもシュー皮のような軽やかさがあり、チーズパンとは程遠いものかと。ポン・デ・ケイジョも大好きです。
続いては、カゾジタの”OBENTO”にて、サーモンのブーケ。むらさき大根が美しく、テッペンの黒いのはトランペット茸。

Ikuyo pupier (ピュピエ育代)さんの陶製の”OBENTO”は前回と同じく2つ重ねられていたのですが、どういうわけか片方しか撮っておらず・・・
一段目にあったのは、燻製された里芋のテリーヌでした。このとき既に他のお客様もなかったので、有り難いことにソミュール(燻製の塩漬け)方法についても簡単にご説明いただきました。そうです、あまりにも内容が濃すぎて写真を撮り忘れていたのかもしれません
撮り忘れたといえば、今回も前回に引き続き木皿に盛られたパンを撮っていません~
ちょこっとスープ皿のそばに置いた一枚が右です。野村シェフお手製の、全粒粉30%が配合されたパン。
(プレオープン時にはパン屋さんのバケットもありましたが、オープンしてからはこちらのみ。)
前回も思ったのですが、焼き加減で表情の変わるパンで、とーっても美味しかったです。

2つ目のアントレは、ガルビュール(ガルビューレ;野菜スープ)で、白いんげん豆、ホタテ、ウィンナーのいずれもとても美味しかったです。
そういえば前回はレンズ豆でした。友人が「ひよこ豆ですか?」と尋ねていましたが、今回は私が白いんげん豆の食感をひよこ豆と間違えそうになりました(苦笑)
ピレネー山脈、ガロンヌ川を臨むフランス・ベアルヌ地方の郷土料理「ガルビュール」に続いては、ブレス産の発酵バターの香りたっぷりの高知産オオモンハタと上田農園さんのチコリ類。

さらりとしたソースも美味しかったですが、何よりもチコリ独特の苦味と肉厚なオオモンハタの組み合わせが絶妙でした。
オオモンハタ、私は初めてでしたが釣りもご趣味の田村さんはよくご存知のようでした。
オオモンハタ(大紋羽太)はスズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属で、熊本県ではシブクメ、鹿児島県日置市東一来ではゴマアラと呼ばれるようです。
poisson (ポワソン)に続いては、viande (ヴィヤンド)
前回はテーブル席でしたのでカーヴィングサービスがあったものの、今回はカウンター席でオープンキッチンでしたので、ワゴンが移動して来ることもなかったので、私が移動してパチリ

フランスから日本は九州に降り立ち、和牛のほほ肉と山口県産の赤からし水菜と八角(スターアニス)の香る泡もの。
泡ものを「エスプーマですか?」と野村シェフにお聞きしましたら、フレンチではエスプーマという名前は出てこないようで・・・「泡です」と即答でした
泡ものの上に乗せられていたマルケ産オータムトリュフも優しい香りでした。
・・・と、ここでラストとなる赤ワインをお願いしました。前回は赤と白を1杯ずつでいずれも大満足でしたが今回も私好みのワインばかりでした。いずれもお料理ともマッチしながらも個性のあるものばかりでした。
そうしてたどり着いた山口県阿東。タルトタタンが登場してビックリ。
ちょうど2日前にもタルトタタンを久しぶりに食べたばかりでしたが、野村シェフがご用意くださったタルトタタンはタルト生地と一体化したものではなく、出される直前で重ねられたものでした。
目の前でグイーンと自家製アイスがクラッシュされて、その機器そのものも欲しくなってしまった私です・・・カッコイイ形と機能性~
もちろんデザートも完璧でした。

そうして冬ブレンドのコーヒーとともに出されたのは、ピレネー地方の焼き菓子、クロッカン・オ・ザマンドでした。
周南市のコーヒーボーイさんによるN-3trois (エヌ・ トロワ)オリジナルブレンドだそうです。
コーヒーは前回の秋ブレンドに比べてコクのある感じで、これまた美味しかったです♪
Mignardises (ミヤルディーズ)の欄には「旅の思い出」とありました。


カウンター席の大山求さんの鉄のランプシェード。帰りに振り返ってみると、何だか陶製にも見えて触れたくなる気持ちも分かるなぁ~と(・・・でも鉄なのでキケンですよぉ
) 思いました。
この日も帰り際には、スイーツを頂きました。

田村さんは初めてでしたので焦がしバターのマドレーヌ。私は二度目ということで別のものが入っていました。
右写真はプレオープンの頃からある「ことり」さんによるリース。
そういえば宇部に引っ越して来てから頻繁に「ことり」さんに伺っているのに、いまだにブログでご紹介していなかったですね~(来月になったら出来るかな?写真はたくさん撮りだめてあるのですが・・・ゴメンなさい)。
さて最後はやっぱり、野村公貴シェフと線描画家・田村覚志さんのツーショットです。
田村さんからは、野村シェフと私の掛け合いが漫才みたいに見えていたようですが・・・野村シェフ、大阪にいらしたこともあり、さすがツッコミも早くてとても心地よかったです(笑)
またN-3trois (エヌ・ トロワ)さんの楽しいフレンチ、いただきに伺いたいです。
あ、そうそ、前回のアップ時に質問が多かったので補足です。
前回のプレオープンランチは、3,500円コースでしたがプレオープン特別価格ということで、税込み3,000円でした。そして今回は、5,000円コースでした。ランチは今のところ、2コースのみのようです。
かなり贅沢なランチタイムでしたが、夜だとこうはいかないですよね・・・間違いなくワインは数本は開けるでしょうから1万は軽く超えるかと(私の場合ですが・・・)。そういうわけで次回もまたランチです
子育てが一段落したらディナータイムにも是非とも伺いたいものです。













