新生児だっこの手順
昨日はBEANSさんで今月ラストのスリング講習会でした。1組だけですが開催しました。
というのも生後1ヵ月のお子さん連れのグーグースリングのユーザーさんから早々にお申込みを頂いて、他にも30日には参加できないものの生後1ヵ月未満の赤ちゃんを抱えたグーグースリングのユーザーの方々から新生児だっこの抱き方についてお問合せがあったので、今回は開催しました。
恐らく1組だけで開催したのは、4年ぶりだったかと(以前にも一度イオンタウンでありました)
さて新生児だっこの手順です(前半部分は、たて抱きや横抱き、腰抱きとも共通しています)。
写真にあるように右利きの方で、右肩にスリングの肩パッドをかけている場合をご紹介しますが、逆に左肩に肩パッドを乗せて使う場合は全て左右逆になると思ってご覧ください。
まず、スリングをかけていない側の肩に赤ちゃんを乗せます。
赤ちゃんの足から順にスリングの中に入れます。
足が入ったら即座に右手で赤ちゃんのお尻を迎えに行きます。
赤ちゃんのお尻を右手で届いたら、赤ちゃんを抱えている左手をスリングに持ち替えます。
そしてスリングの布で赤ちゃんの肩までをすっぽり包めるように、赤ちゃんを更にスリングの下方に移動させます。この時、スリングが赤ちゃんの頭を迎えに行くようなイメージでも良いですよ。
赤ちゃんの体をすっぽりスリングの中に入れたら赤ちゃんのお尻をもったまま左側に赤ちゃんの胴体をスライドさせます。つまり、頭がリング側になるように(斜めに)寝かせる恰好となります。
このとき素手で抱っこしていて、スリングがそれを包み込んでいるイメージです。
赤ちゃんがスリングの中でベストポジションになったら、赤ちゃんの頭~肩あたりを左手で抱き寄せながら、右手でテールを引いて密着感を調整します。このとき、左手の補助があったほうが、よりスムーズにテールを引くことが出来ます。出来ない場合は講習会にてご相談ください。
赤ちゃんの頭はほんのちょこっと出て来るのが良いです!というのも赤ちゃんの顔が見えやすいというのもありますが、周りからも赤ちゃんが入っているのがそれとなく気づいてもらえやすいからです。
テールの引き方のポイントもひとつ。
リングそばのテール(布)を引くようにしましょう。
そして上述したように、右手でテールを引くときには左手で補助する(赤ちゃんをママさんに抱き寄せる)ようにすると引きやすくなります。わずか3キロぐらいであっても、この手の補助があるとないとでは全く違って来ます 赤ちゃんを抱き寄せる際も、背中やお尻でなく必ず頭~肩にかけて手を添えてください。
テールを引く右手は、親指を布に絡めるようにすると引きやすいです(右写真)。
つまむような形では十分に引けません。
さて、ここからはオマケです。
通常のスリング講習会と同じく他の抱き方もやってみました。
こちらは横抱きから斜め掛けバックのように赤ちゃんを脇のほうに移動する方法。
寝た場合は、こういった具合に少し正面からズラすだけでもかなり手元の作業がはかどったり食事もしやすくなったりします。赤ちゃんを下せる座敷以外の場所でもカンタンに抱っこしたままお食事できますので、おすすめです。
写真は横抱きですが、新生児だっこでも同様に出来ますので、どうぞお試し下さい。
続いて、こちらはスリング内授乳の様子です。
右肩に肩パッドがある場合は、左胸の授乳がしやすいですが、右胸の授乳も出来ます。
こちらでは新生児だっこからのスリング内授乳です。
今回ご協力くださったママさん、もうすぐ2ヵ月の男の子さんは、こちら。たて抱き。
ご参加&ご協力いただきまして有難うございました~
4年前にグーグースリングをご購入くださった際には生後半年だったので、初めての新生児だっことのことでしたが、すぐにコツを掴まれていました。昨日の再会は3年ぶりだったかと。
今年は久しぶりにお目にかかるユーザーさんも多くて、とても嬉しく思っています。
次回のスリング講習会も、BEANSさんです。
ここのところ、奥ではなく手前のスペースをお借りしてやっています。
次回も人数と気温に合わせて、BEANSの安村店長さんにお願いする予定です
ご参加、お待ちしています。
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