さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

熊本城

先日はじめて、熊本までの日帰りバスツアーに当たったので、一人で参加して来ました。 月に一度だけ行くスーパーですが、当たるのは今回が二度目。参加したのは今回が初めてでした。 私の中のメインは、熊本城。到着したのは、15時頃(いつもと同じくiPhone4sで撮影したままアップ)。 熊本城は、別名、銀杏城とも呼ばれるだけあって、この時季、見事なイエローリーフでしたicon12 春に訪れると、満開の桜も見事らしいです。 これらの枝に、たっぷりのピンクの花々が咲き誇っているんでしょうね~icon01 二の丸駐車場に観光バスが止まり(ここのバス指定駐車場は先入先出法らしく、80分後の帰りの頃には私が乗るべきバスが先頭に来ていました)、平成14年10月に復元された南大手門(左写真)から入りました。 間接照明の通路を抜けると、紅葉した紅葉が一杯の、熊本城がありました。 場内ではスタッフの方にお尋ねすると、詳しいご説明を聴くことが出来、とても興味深かったです。 天井の織り上げ格(おりあげこう)が見事で、これを当時の大工さんがやっていたというのに更に驚きです。 本丸御殿の大広間のうち、若松之間のみ天井から隅々まで再現されていたので質問してみたところ、他の間は再現するのに十分な資料がないということで国から再現許可が出なかったのだそうで。 日光を避けるために、若松之間に近いところだけ雨戸が閉められていました。その替わり、間接照明がアチコチに設置されていたので、天井の絵柄などもよく眺めることが出来ました。といっても土曜日でしたので、夕方とはいえ、人が多かったです。 すいていたのは、パソコンが4台ほど設置してある空間のみ。小学生らしき男女がパソコンの前でしばらくクイズをしているのが見えました。その間、親御さんは大広間を見物? 本丸の園側(庭)から見える熊本市内や銀杏も良かったです。   天守閣には、当時から残っている鯱の中で、もっとも状態の良いものも展示されていました。 1860年11月に花畑屋敷にて、熊本藩主 細川慶順(よしゆき)が初入国の御祝御濃(おいわいおのう)を頂き、それを再現したものも展示してありました。 また、熊本藩にちなむ飲食物製法書の料理再現を中心に熊本名物もとりいれた「本丸御膳(ほんまるごぜん)3,000円」を、完全予約制で熊本城 本丸御殿 大御台所(おおおんだいどころ)1,2階にて食べることも出来るらしくて、そのメニューも並べて展示してありました。 さて、時間がたっぷりありましたので、ゆったり本丸を鑑賞した後は、大天守閣、小天守閣にも登りました。想像していた以上の階段の長さと階段の幅でしたので、子連れでなくて良かったなぁ~とhutaba 左写真は、小天守閣の当時の出入り口。 大天守閣は出入り口は分かりやすい場所にありましたが(いまは見学しやすいように、大天守閣に行く途中の階段から小天守閣にも行けます)、本来は敵から身を守る最後の砦ということで、小天守閣の入口に行くまでの通路は一旦、地下に降りて行くツクリになっていたようです。これまたスタッフの方にお聞きしましたら親切に教えて下さいました。 最後に、熊本城の唯一の水堀、備前堀(左写真)。 蓮根の栄養価が高いことから、禅僧である玄宅和尚が勧めたのがきっかけで、非常食として蓮根が栽培されていたのが、こちらの備前堀。ここから、からし蓮根が始まったという説もあるそうで。 蓮根を輪切りにした時の穴の配置が、細川家の家紋である九曜紋に似ていることから、明治維新まで門外不出の味とされていて、西南戦争後に、広く知られるようになったらしいです。 それにしても銀杏の紅葉が本当に美しかったです。 到着した時と帰る頃の日が陰って来てからの表情が異なるのもまた印象的でしたface05 それにしても今年は熊本にご縁があるようで、昨日はじめてお目にかかったフレンチレストランのムッシュ熊本大学の文法学部だったそうで、いろいろと興味深いお話を伺いました。 さてバスツアーでは、ワイナリー等にも行きましたので、もう少しだけアップしますicon10