オリジナル授乳服の組み合わせ方
これまで、スリング内授乳をお教えするのに、「授乳しやすい服装」でいらして下さい~とお伝えして来ましたが、どういった服装なのかが伝わりにくかったようですので、昨日はBEANS(ビーンズ)さんにお借りして(子供服だけでなく大人服もあります)、いくつか実際にセットしてみました。
そうです、わざわざ授乳用の服を買わなくても、手持ちの服や通常販売されている服を組み合わせることで、いくらでも授乳しやすく服装にすることが出来るのです。こうすれば、短い授乳中だけのためにわざわざ専用服を買う必要もなく、また自分流のオシャレも楽しめるのでオススメです♪
スリング講習会では、周りに気付かれることなく、スリング内で授乳する方法もお教えしていますが、同時に服装についてもお話しています。
というのが、いくらテクニックを習得できても服装によっては授乳している様子が見えてしまうようでは、どこでも気軽にスリング内授乳~とはいかないかなと
オリジナル授乳服のポイントは、まずは深めのV字型の服(カーディガン、シャツ、カシュクールなど)を用意すること。
それから、タンクトップ・ブラ(以下、キャミブラ)です。これは、ユニクロでも、イオンやイズミオリジナルブランドでもどこでも定価1,000~2,000円弱でありますが、セールで500円台の時もあります。
ちなみに数年前までは長袖や半袖のキャミブラも販売されていましたが、ここ最近は余り見かけなくなりましたが、あれば、そういったのも便利です。
まずは、ロング・ニットカーディガンでV字型を作って、パール付きのタートルネックの長袖カットソーを組み合わせてみました。
授乳する時には、長袖カットソーをたくし上げて、そのすぐ下に着ているキャミブラのカップ部分をグイッと引き下げます。キャミブラはストレッチが利いているので引き下げやすいですが、少し大き目サイズのほうが宜しいかと
右写真では分かりやすくカップを少し出して見せていますが、実際には、キャミで隠れてカップは見えませんので。
同様に、長袖カットソーに厚めのニットカーディガンを組み合わせて、下にはキャミブラ。
授乳時は、長袖カットソーをたくし上げます。カットソーの首元を下に引き下げることはしません。
V字型は、ブラウスなどでも作られます。
寒いので、こちらもタートルネックの長袖カットソーを組み合わせていますが、寒いのは外気ばかりで、店舗などはコートを脱いでも暑いぐらいの所もあったりしますので(またスリングを着用していると一枚多く着ているのと同じぐらい温かいので)、V字型の服の下は薄着だったり首元がないほうが良いかもしれません。その分、首元にはマフラーやストールを巻くと外気の寒さから逃れられるかと。
こちらもV字型のブラウスの下に着ているカットソーをたくし上げて授乳するようにします。
またボタンがないタイプのものでも、V字型をつくることが出来ます。
こちらのように通常であれば、上の部分に止めているようなピンを、授乳しやすいように、おへそ辺りにあえて止めるとV字型が出来て、授乳しやすい服装となります。
この他に、パーカーでもV字型は作れますが、金具は必ずかなり下げておいた方が良いです。
お子さんのお顔などに当たると危険ですので(ちょっとした傷になってもじきに治るとは思いますが、念のため)。
以上が、簡単なオリジナル授乳服の組み合わせ方です。
V字型の服を着ていなくてもキャミブラを着ていれば、スリング内授乳をしている時に肌が周囲に見えることはないですが、これからの時季は着込むことも増えるでしょうから、どういった時にでもササッと授乳できるよう、こういった服の組み合わせもご活用いただけたらと思います。
ただ、キャミブラのカップ部分は軟らかい素材&ゴムがへたりやすいので、2~3枚を着回ししながら時折チェックして下さいね。メーカーによっては、ツーシーズン目ぐらいからカップ部分が知らないうちにめくれ上がっている~ということもあるかもしれませんので要注意です。
最後になりましたが、昨日お借りしたカットソーの多くは日本製の「chatelet(シャトレ)」でした。
いずれもリーズナブルで着心地も良く、雑誌「リンネル」にも掲載されているナチュラル服ブランド。
ご協力いただきましたBEANSさん、ありがとうございました~