さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

【ワックスのワークショップ】Silver ペンダントトップの制作工程

先日、来年の「Decor in 空間茶天」のワークショップの予行を、本番さながら、イベント当日に予定している場所で、デコアを手伝ってくれている友人(スタッフ)二人とともにやってみました。 講師は、ARGENT(アラザン)工房のシルバー職人・河村征範(ゆきのり)さん。 朝9~11時の2時間で完成させたかったので、デザイン画は事前にメールでやりとりして確定しておきました(ワークショップ中にデザイン画をアレコレ考えるだけで30分ぐらい使うこともあるかなと思いまして)。 私のデザインは、こちら(メガホンではありませぬ)。まずは長方形のワックスにデザイン画をトレース。 トレース紙を使うのではなくデザイン画をセロハンテープでワックスに貼り付けて、カニコンパスで小さい点を打っていきながら写します。左写真のシルバーのチョーカーは私の持ち込み。こちらに制作したペンダントトップを通す予定。 トレースしたら、デザイン画を外します。友人のS字、とても美しく写されていました。   トレースする時のポイントは、線の上をなぞりながら、外側に向かって打つこと(上図)。 これはトレース後の作業と同じで、内側に向かって打ってしまうと&削ってしまうと(左写真の下図)、最終段階で垂直に削る時に不具合が生じてしまう可能性もあるので。 まずは長方形から、ざっくり余計なところを切り落とし。消しゴムはんこ作りと似てますね~♪ ワックス専用の糸のことヤスリと使って、こちらの工程は河村さんが担当。 友人たちのは、デザイン的にも早い段階でワックスの厚みを半分にカット。   台の上ばかりでなく、手で持ってピッタリ半分にカットなさっていて、さすが!とみんなで感心しきり。 こちらは、友人たちの手元。二人とも器用に削っていました。同じ初心者でも色々ですよね~icon47icon10   S字型デザインの友人は、糸のこを使いたいと申し出て、一気に自力でやり切っていましたface08 そうして出来上がったS字型デザインのペンダントトップが、こちら右写真)。   こちらは涙型に、球形2つを接着するデザイン。 球形はシルバーを液体に落として作る方法もあるらしいのですが、今回は河村さんが電動で作られました。そして涙型は、これまた友人が独力で制作。 ある程度の輪郭が出来上がると、あとは仕上げの削りをヤスリで。写真は河村さんの手元。 私はヤスリを鉛筆のように持っていたところ、河村さんから「それはベテランの持ち方」だと言われたのですが、友人らほど緻密なデザインでもなかったので、そのまま鉛筆持ちで削り出しました。 左写真はデザイン画どおりに削り出したところ。台形で下側のほうが大きいのが分かるでしょうか。   右写真は河村さんにより垂直にカットしてもらったところで、この後、友人らは平面のままを選択したのですが、私は緩く盛り上がるデザインにしたかったので(下図)、ヤスリで削っていきました。 緩くカーブに削った後に、私は更に波模様も入れました。 この時に使ったのは、トレースする時にも使ったカニコンパスtoyoda06 本来、カニ部分で長さを測るのに使うらしいのですが、ワークショップでは尖っている方のみ使用。 こうして出来上がった3点がこちら。S字型のみ裏です。カニコンパスで点描を入れていましたicon01 全員、片付け時間も含めて2時間ジャストで完成しましたicon12 私のは手作り感たっぷりだと言われましたface06 出来上がったワックスの型が、こちら(出来上がったワックスを河村さんが鋳造職人さんに預けられて約2週間後に完成)。 制作したワックスは、マスク作りの顔型を取ったものをイメージして頂けたら宜しいかとhutaba ワックスの周りに型抜き用の液体を流し入れ、それからワックスを溶かすと型が出来上がり、その型にシルバーを流し込んで出来上がったのが、こちらの写真にある3点です。 鋳造職人さんから仕上がって来たものを河村さんが磨いて下さった後に受け渡しとなります。 左端のペンダントのみ重さがあったので、裏面を河村さんが削って下さっていました。 (重過ぎるとネックレスが切れる可能性もあるため、完成後に河村さんのご判断で手を入れて下さいました。) またS文字の裏は、制作時に、カニコンパスで点描を入れています。これも河村さんからのご提案を受けて、裏返った時に遊び心が垣間見えて楽しい仕上がりとなっていました。 私は手持ちのチョーカーに通したかったので、ワークショップの時にチョーカーを持参してタテ横幅などを河村さんに測ってもらってペンダントトップの上の輪っか部分をご用意いただきました。 こういった具合に、ネックレス部分をご自分で用意ということもOKですが、必要な場合はワークショップまでにお知らせ下さい。 左写真は、ネックレス(別途、65cm1,000円)に完成したペンダントトップに付けたところ。 右写真は、手持ちの黒革のひもを通したところですが、同じシルバーのネックレスを通してみたほうがカッコイイということで、出来上がり後に別途、河村さんにネックレスを注文していました。 という具合に、制作時も制作後も河村さんに相談しながらパーツを追加していくことも可能です。 ▼ワークショップへのお申込みやデザイン画に関する詳細もご覧ください。 http://onukiya.soreccha.jp/e315884.html 2日間、合計12~16名(午前・午後それぞれ3~4人ずつ)の募集となります。 来年3月7日(金)・8日(土)のワークショップへの申込み、お待ちしています~face02