筆あそび教室(筆ペン)
今週、筆あそび教室の2回目がありました。
今回は筆ペンと毛筆の違いも含めて、まずは筆ペンで書いてみましょう~ということで始まりましたが、書き順や字の中心、線のバランスについて話があった後は、ひたすら筆ペンを使った2時間となりました。
字がキレイに見えるポイントは、ふたつの字の中心が揃っていること=文字の一体化。
といっても、ひとつの字の中にアンバランスがあることで美しく見せることができるとも。例えば、「村」という漢字の中心はど真ん中ではなく、やや左寄りに中心線を通すことでアンバランスさが出るものの、全体としては美しい字になるそうです。
また、ヘン(左側)でツクリ(右側)を包み込むイメージも美しく書くポイントのようです。
文字には、まっすぐの線と、そりのある線とを組み合わせてつくられていて、
向勢(こうせい)=ふっくらした文字 、 背勢(はいせい)=そっている文字
とあり、自分の字がどちらなのかをまず知ってみましょうと。私は向勢(こうせい)のようです
前回の毛筆とは異なり、筆ペンは、まず墨をいかに押し出すか~という所で個人差がありました。
特に半紙なので、かすれがちな人、私みたいにタップリ過ぎる人など
この筆ペン、線描画家・田村覚志さんが使っていらっしゃるものと同じものだったような・・・。そう考えると、あの細さで描き続けられているのって、本当にスゴイことだなぁ~と、字を書きながら絵を描くことを想像していました ちなみに左写真の紅葉も、筆ペンで描きました。
さて字ですが、前回と同じく、また「しんにょう」の書き方のポイントについても教えてもらいました。
ポイントは入り方。横から入っていくような具合で下りていくと、また最初から最後まで筆が上を向いたままで、払いも美しくなるそうです。他にも、トンと筆を上げてから書いていくことや、筆圧を内側にかけることで三角形におさめることが出来るというお話もありました。
そうそ、手首をクニャクニャさせないで書く、筆ペンを真っ直ぐに立てるようにして書くのもポイントなのだとか。
ちょっとしたことに気を付けるだけで字が変わり、毛筆とは違った興味深い点が沢山ありました。
最後に、村上真実先生の個展のお知らせ(2013年11月6日~12日まで;山口井筒屋5階にて)や、来年のカレンダーのご紹介もありました。こちらの写真は、村上先生からお借りしました。
長府毛利邸のカレンダーだそうで、各ページに昆虫なども描かれているとのことです。
2回目の今月は、主に表書きのいろいろや自分の名前や住所なども書いてみたのですが、行書と楷書を書き分けてみながら、改めて行書の面白さに惹かれました。それまで「続き字=行書」の感覚でしたが、違うんですね~。目に見えない線まで書いてしまっていました
次回は、何だったかなぁ~!? よく覚えていないのですが、まずは「般若心経」の宿題をしなければと思っているところです。また筆入れもタオルで作ってみようかと。徐々に道具も揃えていけそうです♪
この日もまた中身の濃い~筆あそび教室で、大満足でした
そして教室の帰りに驚いたことをひとつ。
うめてらすにある「Sweet Home(スイートホーム)」さん、いつの間にか、年中無休になっていたんですね~!これまで毎週火曜日だけ定休だったので、筆あそび教室の後に立ち寄れませんでしたが、今後はフラリと食事などが出来そうです