黒田ゆきこさんによる金継ぎコップ
今月はじめに、望雲さんからご連絡があって、ずーっと行きたいと思っていたものの、なかなか行けなかったのですが、昨日ようやく受け取りに行って来ました。
初めて金継ぎをしてもらいました。
昨年10月27日に金継ぎ職人・黒田ゆきこさんにお預けして、およそ8ヶ月ぶりの再会。
どんな風に割れていたのか、いや、欠けてただけだったかな??もう全く原型を覚えていません。
それほどに美しい仕上がりで驚き、そして感激しています 惚れぼれしています。
それでも黒田さんにお渡しした時の状態をどうしても思い出したくて、いま探してみました。そして、見つけました。黒田さんにお預けする直前に、黒田さんの目の前で撮らせて頂いた一枚を。
あぁそういえば、次男が2歳半の頃に落としたんだったかな。愛用しているコップだったので子どもには使わせていなかったものの、使いたがり何度か手渡した時に落としたものでした。
欠けたりヒビが入るとすぐに食器棚から他に移動させて、しばらくしたら捨てたりするのですが、こちらだけはプレゼントして下さった方への思いが深すぎてどうしても捨てることが出来ないもののひとつでした。
そして偶然、東京在住の黒田ゆきこさんが福岡にある「望雲」さんに来られるというのを知り、コップを黒田さんに預けてみたいと思い、わずか30分足らずでしたが、昨秋、在廊日にお訪ねしました。
またいつか黒田さんにお目にかかりたいです。
昨日、望雲さんでもそういった話もしたところ、昨秋のような企画は初めてだったとのこと。
そっか~、恒例の企画ではなかったんだぁ。
ラッキーだったんですね、捨てずに取っておいて再生してもらえたことが 感謝・感激です!
いまは予約注文した黒田ゆきこさん著書の本の入荷が待ち遠しいです。
黒田さんの本を待ちながらも今週になって購入したのが、こちらの一冊。
もしかしたら「さる山」さんでご紹介されている器(右写真)の中のいくつかが黒田ゆきこさんによるものかなぁ~と思いながら眺めています。こちらの本を見れば見るほど、繕ってもらって良かったぁ~と、しみじみ。
黒田ゆきこさんに、そしてご縁をつくって下さった望雲さんに多謝~ よぉし今夜からコレで飲むぞッ
本当は昨晩のうちに使ってみたかったのですが、洗いながら金継ぎしてもらったところを指で辿ってみたり全体との手触り感を楽しんだだけで満足してしまって使うまでに至りませんでした。
器は使う楽しみ7割、洗う楽しみ3割です。
洗いながら撫で回している感じ?改めて、好きだなぁ~この器!と思うのです
それはグラスも同じで、昨晩も赤ワインを飲み終えたらスグに洗いました。
洗いながら、美しいなぁ~このラインと、これまた撫でている感覚。どんなに酔っぱらっていても、そこでまた程良い緊張感が得られるので、気分の良いまま洗うのが楽しみのひとつだったりします。少し妖しいですが~
そうそ、昨日は望雲さんにて、最終日だった「あひろ屋の染めたもの展」も十分に満喫させて頂きましたので、それも後程アップしたいと思います~♪
草木染めなどには全く興味がなかったはずなのですが、昨年、柿渋染めを手にして以来、いや、もしかしたら「katakata(カタカタ)」に出逢って以来かも。気持ちがいくようになりました。