川棚の杜(下関市烏山民族資料館)
昨日は1年ぶりに下関の植木紙店さんに立ち寄り、つい話し込んでしまい11時を過ぎてしまったので、初めて家族でバグダッダ・カフェへ その後は一路、川棚の杜へ移動すること、30分ちょっと。
少し山手側に向かうと、ありました。これが建築家・隈研吾さんが作られた、地域交流施設。
ちょうどコルトーホール(大交流室)は改築中でした。より音響をよくするための工事だそうです。
太宰府にあるスターバックスは、こちらの木繊コンクリートも更に繊細なもので、太宰府天満宮表参道店のスタバは、こちらの2年後ぐらいに出来たものだそうです(川棚の杜は3年前に完成)。
「川棚の杜」の愛称は、隈研吾さんの建築コンセプト「オーガニック」を反映しながら住民参画まちづくりワークショップで発案されたものとのことでした。
さて、建物を観るのも目的のひとつでしたが、メインは「暮らしの中の道具」でした。
1月25日から6月4日まで年中無休。「川棚の杜」内の下関市烏山民族資料館にて。観覧無料。
10:00~20:00 (入館は19:30まで)、駐車場11台。
木、竹、藁(わら)などの植物性の素材による用具がズラリと展示してありました。
なかでも、香川県の和紙のチリトリと、兵庫県の麦わらの指輪に惹かれました。
現地に行けば、実際に購入できるでしょう~とのことでした。麦わらの指輪は200円ぐらいらしいですが、和紙のチリトリは漆が使われているようでしたので高級そうでした。
(写真は、フラッシュ未使用ならOKとのことでした。ブログは毎度すべてフラッシュ未使用の携帯写真です)
ホールと展示室の間には喫茶スペースもありました。
私たち以外だれもいない静かな空間で、息子たちと家人の3人は、しばしまどろんでいたようでした。
ところで、こちらの建物の中で、もうひとつ興味深かったのが、トイレマーク。勿論、隈氏オリジナル。
あちこちに生けられていた伸びやかな花々と魅力的なフラワーベースや陶磁器もステキでした
ここもまた、ロバの本屋さんと同じく、泊りがけで来て周辺をフラリ散歩してみるのも良いかも
「川棚の杜」の建物、神社側から行くと、後方の山々とオーバーラップしているようにも見えました。
かつて村長さんに、ここから見える島を欲しいと言ったコルトー氏。
村長さんは「あの島に永久にお住みになるなら無償で差し上げましょう」と答えたそうで、その時に島の名前を「孤留島(コルトー)」と命名することも提案されたのですが、フランスに帰国後、病にかかり、その十年後に他界されたそうです。詳しくは「下関のあれこれ」をご覧ください。
また芝生が青々とした頃になったら、伺ってみたいと思います~