さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

知らないと損する年金のしくみ

今週木曜日に、家庭教育学級がありました。 平成24年度から私も役員になったので(といっても年間の計画内容を決める時とたまの受付しかしておらずicon10、こちらの中村久枝(山口県金融広報アドバイザー)さんの講座もお招きしたいとリクエストして実現したものでした。 ですが蓋を開けてみると、昨年よりも2人ほど多い8人という(前日、病欠の連絡が1人あったようですが)、今回もまた注目度が低くてビックリでしたface08 前回の頃より更に年金や消費税など変化が多様にありそう(起こりそう)なのに、相変わらず興味が薄いようで・・・。 確かに自身の年金の受給が始まるのは数十年先のことですが、少しでも意識しているとしていないとでは大きく違って来ることもあると思うのですが、大袈裟でしょうか。もっと身近なところでいえば、お父さん・お母さん世代(重要なサイドポケッツ?)についても参考になる話が盛りだくさんでしたhutaba 例えば、「公的年金は過去には戻れない」というのは私にとっても気になる言葉でした。 年金確保支援法(未納期間を10年前まで立ち戻って支払える)は知っていましたが、立ち戻ってまで支払っておいてもらえる金額と、今どこかしらに預けて自分なりに増やすようにしたほうが良いのか。ちょっとした差のようでも老後においては切実なことのような・・・。 昭和36年から20歳以上の学生と扶養されている人も全員が入るようになり、昭和61年4月2日以降、いまの一元化された年金制度になったので、昭和41年4月2日以降に生まれた人にとっては未納期間がある人は少ないようですが、私は転職もしているので数ヶ月の未納期間があります。 さかのぼって、その期間分を支払うほうが良いかどうかは、これから確認してみようと思っていますが、恐らく、その必要はないのかなと。 さて今回の講座では年金について学ぶということで、まずは平均余命までの支出総額や必要準備額(不足額)について具体的に考えてみましょう~というところから始まりました。 これを計算するのに、夫婦の死亡年齢を互いに推測してみて~ということでしたので、講座のあった夜に早速、尋ねてみました。「60はいけると思うけど、70歳は無理かなぁ~」と家人は即答でした。私は、実母がどんな具合か分からないですが、祖母も曾祖母も100歳近くまで生きているので、90歳と見積もってみようかと。 ちなみに総務省家計調査報告H21によると、夫65歳以上、妻60歳以上の場合、1ヶ月あたりの平均支出額は25~27万だそうです。というわけで、平均余命までの支出総額は、約1億円なのだとか。 これを聞いた時に、ふと、よる☆ドラ「書店員ミチルの身の上話」の宝くじで2億円が当たったという場面を思い浮かべましたface06 もちろん、そんな淡い期待などは抱かずに着実に計画だてていくしかないですが・・・。 年金制度については、個人事業主、フリーター、主婦、学生は「国民年金」の一階建てですが、会社員だとその上に「厚生年金」や「企業年金」も加わり、2~3階建てという方も。公務員だと、「国民年金」と「共済年金」の上に「職域年金」もあり3階建てというのも珍しくないようでした。 ただ、ご夫婦で公務員であっても扶養に入っているかどうかでも年金の具合は変わってくるようで。 ここで、加入年金制度と受給年金の種類を知りましょう~と言われていました。 夫が会社員の場合、私が受給される可能性のある年金は、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族厚生年金といったところでしょうか!? 老齢基礎年金の繰上げや繰下げによっても金額が変わってくるので、前述の、いつまで生きているかによって繰下げると大きく金額が変わって来ます。例えば、65歳から老齢基礎年金満額とすると、786,500円ですが、70歳まで繰下げると、月々0.7%増額で、年間8.4%増。 ところで、サラリーマンの老齢年金は報酬比例により毎月、差し引かれる金額が決まるのですが、これは毎年4~6月の給与額により、9月から変更されるようでした。 老齢年金の支給時期と同じぐらい重要なのが、遺族年金。 これも一度、詳しく聞いてみたいと思っていました。一言でいえば、逓減定期と同じものだそうで、これで十分な金額が出るようであれば、わざわざ民間の保険会社と契約する必要もないのかなと思いました。   同様に(当初の資料にはなかったのですが、私が質問することで出して来て下さいました)高額療養費制度というのもありますので、「もしもの時の備え=保険」しかないというわけでもないのかなと。 それからタイムリーなお話もありました。 安倍総理(当時は総裁)が昨年末に2%の物価上昇率目標を日銀とともに表明して、消費者物価指数のアップを目指していますが、これは同時に「マクロ経済スライド」が機能することも意味しているそうで・・・この単語は初めて耳にしました(一応、経営学部出身ですが覚えておりませぬ)。 本来であれば、物価に連動して2%ぐらい受給される年金額も、この「マクロ経済スライド」が機能することにより、わずか1%しか上がらないのだとか。 難しい仕組みや単語はさておき、とりあえず給与明細の中にある年金額が変わったら、節約する!ということらしいです。あまりにもハシ折り過ぎでしょうか?中村先生、申し訳ございませんicon10 今後の流れとしては、男女共同参画により、ますます老齢厚生年金の割合が増えて(遺族厚生年金の割合が減る)、非課税対象の金額が減るでしょうとの予測もお話されていました。 この遺族年金も、平成19年の改正前までは、夫の遺族厚生年金(他人のものなので非課税)がまるまる妻の老齢基礎年金にプラスされる形でしたが、いま現在は、妻自身の老齢厚生年金が全額支給となり、遺族厚生年金は、老齢厚生年金に相当する額は支給停止となっています。 以上、覚えている限りのことを手元のメモを見ながら書いてみましたが、とても中途半端な備忘録ですよね・・・icon11 正直なところ、講座のタイトルにあるほど知ることが出来たかというと、「年金にもっと興味を持とう」という『気付き』をもらった程度の理解しか出来ておらず、この講座が終わった後に、参加していた役員全員が集まり、「次年度スグにまたお招きしたいね」と意見がまとまりました。 なので次年度の第一回目(5月)は、再び、中村久枝さんをリクエストしていますが、はてさて!? 前回のときのように現実に即したものを~と思っていますので、年金定期便に基づくお話をお願いしたいと思っています。 ちなみに次年度の募集は3月に入ってからだと思いますが、次年度は、できる限り参加して下さるママさんたちがお申し込み下さると良いなぁと思っていますhutaba  (今年度もいつもとほぼ同じ登録者数30名でしたが、不参加数が多い年でした。内容は前年度よりも魅力的だったと思うのですが・・・icon10 家庭教育学級は地区によって条件なども異なるようですが、佐波地区の家庭教育学級は佐波地区在住でなくてもOKで無料託児も付いているので、熱心に参加して下さるママさん、大歓迎です! もっと次年度もまた私が役員をするかどうかは分かりませんが、ご興味のある方は是非~toyoda06