台所育児
なんとなくなのですが、私は出産して間もない頃から(本人が望めばですが・・・)早々に本物の包丁を買い与えたいと思っておりました。
ですが、家人に反対されて、結局、長男に手渡すことが出来たのは3歳になる直前でした。
完全に納得してもらえた訳でもありませんでしたが、図書館の書庫にあった「台所育児」という本に援護射撃してもらって(!?)ようやく本人と私の望み通りに、彼専用の包丁を用意することが出来ました。
購入先は、高校の頃から気になっていた、マサイ刃物店。防府商業高校と防府高校の間ぐらいにあります。握りこぶし二つ分が理想だそうですが、少し長めのものを買いました。
この本によると、子供用の包丁では切れ味が悪く(←そこそこ切れないように出来ているため)、切れないことを自分の不器用さだと勘違いしてしまうので、始めから、ちゃんとした包丁を手渡してあげるのが良いとありました。
同感!私もそう思って、これまたハサミも、早くからきちんと切れるものを手渡していました。
ただハサミにしても包丁にしても切れ味が良いので、絶対に目を離さないようにしています。
ちなみに包丁は、両刃が切れ味も良くオススメらしいので購入してみたのですが、本当によく切れます。なので、息子もかなり緊張して扱っています。大人用の包丁に比べても重みがあるので、大人の私でも初めて使ったときはドキリとしました。
不思議なもので、彼専用の(本物の)包丁を与えてからは、以前のように「自分も切りたい」と言うことが減りました。
また包丁で切った後は、満足度と解放感からか、サッサと台所を離れて自分の遊びに集中しています。なので手間はかかりますが、こちらが急いで夕食の準備をするときこそ、息子たちに手伝ってもらうようにしています。
このメリハリがいつまで続いてくれるか分かりませんが、少なくとも中途半端に手伝わせるよりは(例えば、洗米や野菜洗いだけだと、十分に「やった」感が得られないようです)良いかなと思っています。
最後になりましたが、本日なぜ急に、このようなブログを書いたのかと申しますと、昨日はじめてお訪ねしたブロガーさんに「台所育児」の話をしたところ、「あら、私のところに十数年前に買ったものがありますよ」と年季の入ったオリジナル包丁を見せて頂いたので。
拝見した時に一番驚いたのは、本書では両刃を推奨されていたはずなのに、坂本廣子先生の監修のもとに川嶋工業株式会社が製作したこちらは、片刃でした。
それにしても綺麗に使っておられて、これにもまた感激しました。聞けば、本にある通り、お子さんには1歳の時から使わせておられるとのこと。そして今も現役で(切れ味が良いそうで)お母さんであるブロガーさん自身が使われているのだとか。
私も息子には長く使い続けて欲しいと思っています・・・その割には、最近、研いでおりませんが
最後になりましたが、昨日はじめてお目にかかったブロガーさんとは、lecrinteaさんです。
きっかけは、私の「レモングラスづくし」のブログにいただいたコメントだったのですが、帰宅してから気付きました。肝心のレモングラスを頂いて帰るのをすっかり忘れていました それからレカンについても聞いてみたかったのに、それにも全くふれずじまい・・・それらしきものは目にしましたが
ところで、上述で、坂本廣子先生監修の包丁を製作している川嶋工業(株)のページにリンクを貼っていますが、送料が高くついてしまいますので、私はオリジナル包丁は買い求めませんでした。lecrinteaさんは広島まで買いに行かれたそうです。私も運転ができれば、そうしていたかも!?