バリの音風景~ガムラン癒しのしらべ~ in 花いちもんめ
昨日は午前中のうちに買い物などを済ませて急ぎ昼食をとって、14時から開演のガムラン演奏に間に合うように家族で出発~ といっても送迎してもらっただけで、息子たちは家人と一緒にYCAMの企画展と公園へ 一応、演奏写真なども見せながら誘ってはみたんですけどね~
コンサート会場は、山口市小郡上郷のJAの向かいにある、フラワーショップ「花いちもんめ」さん。
初めて行きましたがスグに分かりました(外観から花屋だとは分かりにくいかもと知人から聞いていたので)。
左写真が開演前で、右写真が開演後。
初めて生で観る、ガムラン。
ガムラン(gamelan)というのは特定の楽器を指しているのではなく、 インドネシアで用いられている銅鑼や鍵盤打楽器などによる合奏の民族音楽の総称のことだと、まず最初に話がありました。
バリ島のガムランだけで20種類ぐらいとか。そして、コテカン奏法(つがいリズム)についても実演も含めて説明がありました。ソロ演奏はなく2人~50人ぐらいのオーケストラ形式まであるとも。
左から順に、青銅のグンデル・バルン(ワヤン)、竹のリンディック、銅鑼のクモン、太鼓のクンダン。
奥にある、鮮やかな彫刻が施された青銅2枚のゴン・プル?
たて笛のスリンの音色も、昨日はじめて生で聴きました(左写真)。
「どじょうの骨」の意の「トランリング」や7分もある「スカルギノタン(ギノタンの花)」などがグンデル・バルンで演奏され、それから、リンディックで「スカルバリ(バリの花)」や「チャクロクバンテン?(豚が噛んだ/崖の間)」が演奏され、ちょうど1時間ぐらい。
その後、全員参加の演奏会へ(右側3枚は、各楽器を説明中のところをパチリ)。
各楽器の担当が会場の中から選ばれたのですが、これが驚くほど速く決まり、清々しかったです!
右端の写真がクレナン。その横が木魚のようなカジャールで、メトロノームのような役割。
下の写真は、チェンチェン。
シンバルのようなものが5つ固定してあり、残りの2つを重ね合わせて演奏するようでした。
さて、各楽器に自ら手を挙げられた皆さんが前に出られると、今度は、着席している私たちの手拍子の分担も決められて、みんなで軽~く短い予行練習をしました。
太鼓担当の方は急ぎ、前の空いているところへ移動されていました~
即興で全員参加の演奏、とても見事に決まり、ほんわか心地良かったです
最後に、馴染みの曲をラディタさん、てるきっちゃん夫妻が演奏。
まずリンディックとスリンで、「りんご追分」と「涙(なだ)そうそう」を。
続けて、グンデル・バルン(ワヤン)2台で、「赤とんぼ」と「あんたがさどこさ(インドネシア語で、サキナピ?)」の2曲を。グンデルが民謡音階というのが、何となくですが分かったような気がしました。
昨日のコンサートはバリ移住前のラスト・コンサートだった、Ketut Raditha (イ・クトウット・ラディタ)さんと照喜名仙子(てるきな のりこ)さん。旦那様は今月中にバリへ。奥様は来春に移住予定。
これまでにも様々なイベントで演奏していらしたご夫妻。奥様の、てるきっちゃんとは中学時代のブラスバンド仲間で、2年前に再会。中学卒業以来で、バリから日本に戻ってきて5年目という頃でした。
また再び旦那様の故郷のバリへ一家で移住ということで、おめでとう! という気持ち一杯で1時間半のコンサートを楽しみました。
今後も日本とバリを行き来しながらまた演奏したいということでしたが、ひとまず移住するということで、ラスト・コンサート。素敵なひとときに感謝・感激しました 中学時代からパーカッション命!という感じで、クールながらも熱い彼女に、刺激をいっぱいもらったなぁ~と、懐かしくもありました。
来春には、うちの長男と同じく、てるきっちゃんの長女ちゃんも卒園。偶然にも下の子も同じ学年。お互い来春からは違った忙しさが始まりそうなので、日本にいる間にまたゆっくり会えたら良いな~♪