さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

le-sorcier (ル・ソルシエ)

先週ようやく、周南市にある隠れ家フレンチ「le-sorcier (ル・ソルシエ)」さんに行って来ましたicon01 今年3月に初めてお目にかかった時にはちょうど新店舗を準備中とのお話でした。そして今年8月末ごろにオープンされたようでしたので、夏休みが明けて(息子たちが通常の生活に戻って)から予約を入れました。 昼夜1組限定(最大6名)の小さなお店とHPにはあるものの住所の記載はなく ・・・なのに私は予約できただけでワクワクしていて、うっかり当日まで住所をちゃんと確認しておらずicon11お名刺もショップカードも持っていたので、どちらかに記載されていると勝手に思い込んでいましたらなかったので、当日直前に問い合わせるという大失態・・・face07 なので正午ジャストには着席するイメージでいたのに、落ち着くことが出来たのは15分遅れだったかと(まぁ遅れた理由は衝突事故が数台前で起きて軽く渋滞に巻き込まれたせいも・・・重なる時は重なる)。 場所は電話で教えて頂くと分かりやすく、迷うことなく到着icon17 駐車場は建物のすぐ横に2台分ありましたが、1組限定ということでゆったり止めさせてもらいました。 まずは前菜から。と、その前にグラスワインも注文。友人はノンアルコールワインの白。 南仏ボルドーの人気シャトー、ランシュ・バージュのDOMAINE L'OSTAL CAZES ESTIBALS(ドメーヌ ロスタル カーズ エスティバル)2012は、タンニンもしっかり感じられるものの優しい酸味があり、フルに近いミディアムボディだったのかなと。 さて、ここからは写真オンリーで順を追ってアップします。 こちらはデザート。白トリフの旨味と香りが贅沢にあり、最後まで存分に楽しませて頂きました。 (上記で写真だけ~と書いたはずが、やはり余韻を書かずにはいられずicon10 でも上に戻っての加筆はしませぬ。) 思わず赤ワインを追加で頼みたくなるほどでしたが、さすがに後のことも考えて止めておきました。 と言いながらも、グラッパを最後に飲みたいかも~と友人と話しました。 まぁそれはイタリアンなので、フレンチは何かな?と思って調べてみあたら、「マール」が代表格のようですが、「カルヴァドス」という選択肢もあるようで。そういえば福岡に住んでいた頃、カルヴァドスに火をつけてくれて香りを楽しんでから?飲むバーもありましたが、フレンチの食後に飲むお酒でしたか~。 さて、デザートはもう一皿ありました。長門産ゆずきちのココア・マドレーヌとギモーブ。 コーヒーは原口珈琲さんに特別にオーダーしているものだそうで、とても美味しかったです。 お皿は田中信彦さんによるものだそうで、色とカタチがかなり好みでした。 というわけで、角度(光量)を替えてもう一枚。貫入がとても美しく入っています。 で、余韻のあるうちにカモミールも運ばれて来て、友人も「美味しい」と連呼していました。 ふたりで味わいならが「やっぱり淹れ方よね~」と話して、自分自身の日々こだわりなくやっている紅茶やハーブティーの手順を反省face06icon10 左写真は、この日のためにご用意くださったランチリスト(日付も何だか嬉しかったです)。 私たちのためにご用意くださったランチリスト、昨日スイスから4日だけ一時帰国した従兄弟(いとこ)に見せると、「山口でこの内容を食べることが出来るなんて贅沢だよね。ミシュラン一つ星のお店が近所にあるんだけど25,000円相当だなぁ~」と。まさかフレンチ好きだったとは。 次回、帰国前に連絡をくれたら一緒に予約して夜のコースを食べに行こう!と約束しましたicon47 右写真は、私たちがお食事したテーブルの横にあったので撮らせて頂きました。 大きいお皿は、服部天龍さんとのコラボでJIBITAプロデュース「指月の宴」のために作られたもの。 写真はあえて光の少ない頃合いに撮りました。実際にはもっとキラキラしていました。 ミニ花器は、ランチメニューの中では、エゾ鹿とキノコのムース、それから牛肉とフォアグラのお料理にも使われていたのと同じく、和田山真央(わだやま まさひろ)さんによるもの。 食後の器の写真は恥ずかしくて撮りませんでしたが、食べ終えた後の様相はまた更に魅力的で、釉薬をどのようにして使っていらっしゃるかなどの詳しいご説明も橋本桂一シェフにして頂くなど、お食事と同じぐらい器も存分に楽しむことが出来ました。 もうひとつ付け加えますと、萩産の甘鯛の鱗焼きのガラス器と同じ大きさのお皿は、野田里美さんによるもの。 パンが乗せられていたプレートもとても魅力的で・・・と書いてしまうと、ブログを読み慣れている方々は「さくともさん、プレート好きですよね~」と言われてしまいそうですが、自家製パンやトリュフの香るブリオッシュワッフルとの一体感も出るような、これまでにない質感で、新鮮でしたicon14 光市にある「Sagan (サガン)」にお勤めの頃から話題になっているように聞いていましたが、その頃は関心もなく・・・橋本桂一シェフが色々と始められて Instagram(インスタグラム)で写真を拝見する度にそのセンスに魅了されていきまして、お店のオープンを心待ちにしていました。 にしても食後も少々しゃべり過ぎました・・・食事を待つ合い間も質問攻めになっていたような・・・。 外看板はないので店内に入ってスグの所に掲げられていたプレートを撮らせて頂こうと思っていましたが撮りそびれてしまったので、ショップカードを帰宅後に撮影。 一眼レフで撮ればもっと橋本シェフの料理の美しさが伝わると思うのですが、こうして食前に撮るのもいつになく躊躇するほどの内容でしたので、私にはiPhoneがせいぜいだったかなぁと。 店舗の詳しい情報は冒頭のリンク先にありますが、今後もイベントなども積極的にご参加されるようでしたので、まずはそちらで橋本桂一シェフにアプローチされてみるのも良いかも? ふらり気軽に予約して行けるお店でもないだけに、今回はじめて誘ったフレンチに即決で一緒に行くことを決めてくれた友人にとても感謝しています。 彼女もまた「山口でこうしたフレンチを食べることが出来るなんて本当に信じられない」と感激していました。私自身も、これまでこういったフレンチに出くわせる機会もなかったので(・・・どちらかというとイタリアンや中華が好みだと思いこんでいたところもあり)、頻繁に行ける距離でもないですがまた是非とも行きたいと思っています。 橋本桂一シェフの今後の大躍進も、見逃せませんよ~♪  もっと近かったらなぁ~icon25 ・・・夜に行くとなったら泊まりがけしかありませんが、いつか行きたいものですhutaba 最後になりましたが、店名 「le-sorcier (ル・ソルシエ)」は仏語で「魔法使い」の意味ですが、こちらの店名の由来は、ベルギーの画家、ルネ・マグリットの絵画からだそうです。 これも、ちゃあんとお店の公式HPに明記してありますが、今はじめて読みました。 そうです、私はいつも初めて行く場所については必要最小限の情報しか事前に持たないで行くようにしているので(・・・今回は予約が運良くとれただけで舞い上がり?詳細住所すら確認しておらず)、公式HPに明記してあるのも知らずに、前述のこともお料理を準備されている最中の橋本シェフに質問してしまいましたicon10 これも1組限定・・・そしてシェフがテーブルのすぐ後方でお料理なさっているという私にとって好条件が揃っていてこその贅沢な質問タイムでした~face05  橋本シェフ、どの質問にも穏やかに丁寧に答えて下さいました。多感谢感激! Beaucoup ; est déplacé merci pour être !!!