2015悠悠展 vol.3 （福岡）
昨日は小雨のなか高速で福岡に行って来ました
（帰りは前方が真っ白になるほど激しい雨風でした・・・
）
「2015悠悠展 vol.3」の一番の目的は、福岡在住の「工房 ぬり松、」さんの作品に会うため。
まずは、沖ノ島出土の杏葉（ぎょうよう；杏の葉に形が似ているところから。上古時代の飾り馬、平安時代の唐鞍）の意匠から写されたという、こちらから。乾漆、置き平目技法。
純銀の粒はひとつずつ手作業で並べていかれたものだそうで。制作期間は1年半。
こちらは初お目見えの板皿「風紋」の中サイズ。
一枚ずつ塗りを見せていただきながら選んでみましたら、偶然にも「工房 ぬり松、」の松生（まつおい）順さんのばかりを選んでいました
初めて拝見したのですが、奥さまの聖淑（まさよ）さんとの違いが偶然にもよく分かりました。
もちろん板皿のサイズによっては表情の変化が魅力的で、順さんと聖淑さんの両方を購入。
想像していた以上に好みのサイズと塗り、手触り感があり、今年11月のデコアが益々楽しみになったひとときでもありました
そうです、ただいま福岡の「Gallery Enlace（ギャラリーエンラセ）」さんで昨日からグループ展示されている作品のいくつかもそのまま「Decor in 旧 宮内邸（通称；デコア）」に連れて来てくださることになっています。
つくり手の松生（まつおい）ご夫妻も2日間とも福岡から来られて、ご在廊予定です
「工房 ぬり松、」の漆芸には浄法寺（じょうほうじ）漆が使われており、いまNHK朝ドラ「まれ」でやっているような『輪島塗り』などの名前はありません。あえていうなら『博多塗り』なのでは？という声もありましたが、今のところそういったのはないようです。
ちなみに先週まで、ドラマのなかで圭太が「蒔地（まきぢ）」を連呼していましたが、上にアップした写真のなかだとお椀がそれにあたります。
そして左写真は（大きく撮りましたが）、お猪口サイズで、粘土の原型に麻紐を巻いて漆で固めた後、粘土を取り除いたものだそうで、縄胎漆器（じょうたいしっき）という技法だそうです。
・・・と、まぁ漆の話は聞けば聞くほど興味深くて、デコアとは別に漆に関する講演会をして頂きたいほどだと痛感しました。
さてグループ展ですので、ほかの方々のもじっくり拝見しました。
川村 愛さん（日本画）、中津 留友子さん（版画）、柳 亜美さん（陶芸）
ギャラリーの斜め向かいの駐車場がもっともリーズナブルでした。
（1Fが「酒のやまや 大名店」で2F以上にパーキングスペースもありました）。
雨降りの中で撮ったのでギャラリーの外観はやや暗い感じになってしまいましたが、ギャラリー内は自然光もよく入る落ち着いた雰囲気のスペースでした。右写真の女性が、松生（まつおい）聖淑さんです。
松生というお名前、珍しいですね～とお話しましたら、もとは愛媛だそうで。地名もあるんですね。
左写真で松生さんがお持ち下さっているのが、冒頭写真の全体像です。
柄も私好みでとても軽くて（←漆器なので当たり前なのですが重厚感たっぷりの雰囲気に押されて何だか重さがあると思ってしまうのでした～） 欲しいと思いましたが、これだけは何をどうしたってヒョイと連れて帰られるようなお値段ではありませんでした
最後に「工房 ぬり松、」さんの裏面でしめくくります～♪
なんでもそうですが裏も私にとってはかなり気になる点でして・・・帰宅してから一枚ずつ裏の塗り手触りも楽しませて頂きました。
ここは日常だ、洗うときに特に敏感に反応する場所でして。洗いながら嬉しくなるところでもあります。これは陶器、磁器、漆器、ガラス器のいずれでも同じです。気づきの多い場所であり、（好みの通りだと？）ホッとする部分だったりします
そんなわけで私はまだしばらく食洗器を使う機会はなさそうです＆これが洗うときの楽しみデス。
あ、そうそ、裏面しかご紹介していないものも含めてまた近いうちに表にお料理などを乗せてアップできたらと思っています。
友人も驚いていましたが、本当に日常使いしやすい漆器が沢山あります。もちろん手にとりやすいお値段です（陶磁器と同じぐらいだと私は思います）。
割れることがほぼないので離乳食器などにも最適と、以前、友人も言っていましたが、そればかりでなく漆はかつて漢方薬としても知られていたそうで。
NHKの朝の連続ドラマ「まれ」はスイーツがメインではございますが、もう少し輪島塗りも登場するようですので、ぜひ漆にもご注目いただきながら、11月のデコアにご来場いただけたらと思います。
お待ちしています～♪
◎こちらでご紹介した福岡・大名で開催中のグループ展は、今週日曜日の 7月5日までです。
通常は11:00～20:00 までで、最終日のみ、17:00まで。ぜひ
（帰りは前方が真っ白になるほど激しい雨風でした・・・）
「2015悠悠展 vol.3」の一番の目的は、福岡在住の「工房 ぬり松、」さんの作品に会うため。
まずは、沖ノ島出土の杏葉（ぎょうよう；杏の葉に形が似ているところから。上古時代の飾り馬、平安時代の唐鞍）の意匠から写されたという、こちらから。乾漆、置き平目技法。
純銀の粒はひとつずつ手作業で並べていかれたものだそうで。制作期間は1年半。
こちらは初お目見えの板皿「風紋」の中サイズ。
一枚ずつ塗りを見せていただきながら選んでみましたら、偶然にも「工房 ぬり松、」の松生（まつおい）順さんのばかりを選んでいました 初めて拝見したのですが、奥さまの聖淑（まさよ）さんとの違いが偶然にもよく分かりました。
もちろん板皿のサイズによっては表情の変化が魅力的で、順さんと聖淑さんの両方を購入。
想像していた以上に好みのサイズと塗り、手触り感があり、今年11月のデコアが益々楽しみになったひとときでもありました
そうです、ただいま福岡の「Gallery Enlace（ギャラリーエンラセ）」さんで昨日からグループ展示されている作品のいくつかもそのまま「Decor in 旧 宮内邸（通称；デコア）」に連れて来てくださることになっています。
つくり手の松生（まつおい）ご夫妻も2日間とも福岡から来られて、ご在廊予定です
「工房 ぬり松、」の漆芸には浄法寺（じょうほうじ）漆が使われており、いまNHK朝ドラ「まれ」でやっているような『輪島塗り』などの名前はありません。あえていうなら『博多塗り』なのでは？という声もありましたが、今のところそういったのはないようです。
ちなみに先週まで、ドラマのなかで圭太が「蒔地（まきぢ）」を連呼していましたが、上にアップした写真のなかだとお椀がそれにあたります。
そして左写真は（大きく撮りましたが）、お猪口サイズで、粘土の原型に麻紐を巻いて漆で固めた後、粘土を取り除いたものだそうで、縄胎漆器（じょうたいしっき）という技法だそうです。
・・・と、まぁ漆の話は聞けば聞くほど興味深くて、デコアとは別に漆に関する講演会をして頂きたいほどだと痛感しました。
さてグループ展ですので、ほかの方々のもじっくり拝見しました。
川村 愛さん（日本画）、中津 留友子さん（版画）、柳 亜美さん（陶芸）
ギャラリーの斜め向かいの駐車場がもっともリーズナブルでした。
（1Fが「酒のやまや 大名店」で2F以上にパーキングスペースもありました）。
雨降りの中で撮ったのでギャラリーの外観はやや暗い感じになってしまいましたが、ギャラリー内は自然光もよく入る落ち着いた雰囲気のスペースでした。右写真の女性が、松生（まつおい）聖淑さんです。
松生というお名前、珍しいですね～とお話しましたら、もとは愛媛だそうで。地名もあるんですね。
左写真で松生さんがお持ち下さっているのが、冒頭写真の全体像です。
柄も私好みでとても軽くて（←漆器なので当たり前なのですが重厚感たっぷりの雰囲気に押されて何だか重さがあると思ってしまうのでした～） 欲しいと思いましたが、これだけは何をどうしたってヒョイと連れて帰られるようなお値段ではありませんでした
最後に「工房 ぬり松、」さんの裏面でしめくくります～♪
なんでもそうですが裏も私にとってはかなり気になる点でして・・・帰宅してから一枚ずつ裏の塗り手触りも楽しませて頂きました。
ここは日常だ、洗うときに特に敏感に反応する場所でして。洗いながら嬉しくなるところでもあります。これは陶器、磁器、漆器、ガラス器のいずれでも同じです。気づきの多い場所であり、（好みの通りだと？）ホッとする部分だったりします
そんなわけで私はまだしばらく食洗器を使う機会はなさそうです＆これが洗うときの楽しみデス。
あ、そうそ、裏面しかご紹介していないものも含めてまた近いうちに表にお料理などを乗せてアップできたらと思っています。
友人も驚いていましたが、本当に日常使いしやすい漆器が沢山あります。もちろん手にとりやすいお値段です（陶磁器と同じぐらいだと私は思います）。
割れることがほぼないので離乳食器などにも最適と、以前、友人も言っていましたが、そればかりでなく漆はかつて漢方薬としても知られていたそうで。
NHKの朝の連続ドラマ「まれ」はスイーツがメインではございますが、もう少し輪島塗りも登場するようですので、ぜひ漆にもご注目いただきながら、11月のデコアにご来場いただけたらと思います。
お待ちしています～♪
◎こちらでご紹介した福岡・大名で開催中のグループ展は、今週日曜日の 7月5日までです。
通常は11:00～20:00 までで、最終日のみ、17:00まで。ぜひ
