佐呂間の稚貝
GW(5月3日)に突入する直前に北海道佐呂間町(網走の近く)から届いた獲れたての稚貝たち、想像していた以上に沢山の量が飛行機に乗ってやって来てくれました
あまりの量の多さに、一瞬どうやって食べようかと戸惑いましたが、届いた直後に取りに来てくれた友人たちが早々に調理して食べていたので、どのように食べたかを教えてもらい、家人の帰宅を待って(・・・といっても息子たちと寝入っていましたが)、日付が変わる頃から調理して食べました。
まずは、黒い中腸線(通称;ウロ)を取る作業から。ただひたすら箸で切り離していきました。
ウロは、加熱さえすれば、それほど神経質になる必要もないとの意見もあったのですが、帆立貝が摂取した有毒プランクトン(渦鞭毛藻など)が産生する毒を、 特異的に中腸腺に蓄積しているとの情報もあったので、やっぱり除去しました。
いま調べてみると、稚貝の旬は、貝毒が発生する時季とは異なるので食べても問題はない~との記述も見つけましたが、苦味もあるので、贈って下さった漁師の方の助言通り、外して正解だったかと。
除去しながら貝殻から実を外したものについては、バター焼きにしてみました。
身がふんわりしながらもプリプリしていて、とーっても美味しかったです。器は、南来琉さん。
次に、酒蒸ししてパカッと開いたものをガス台のオーブンで焼いてみました。
最初(左写真)だけはフライパンに並べられるだけでやってみましたが、その後はザザッと流し入れて、パカッと開くごとにフライパンから出してはオーブンの網に乗せていきました。
網に乗せると同時にバターを醤油を殻の中に入れるというのもやってみましたが、海水の塩気も程良くあったので、何もしないで、まずはそのまま焼くだけで十分でした
酒蒸ししただけ(左写真)の半生っぽいのも美味しかったですが、オーブンで焼いたほうが好評でした。
ここでも、tsunagaru-tsunagaru(ツナガル‐ツナガル)は登場~!
稚貝の甘みには、辛さ(苦味)のある井上誠耕園のオリーブオイル緑果絞りがぴったりハマりました。
日本酒がべストでしたが、既になかったので、シャルドネ100%の格安ワインと一緒に。
無謀かな~と思いつつも、黒にんにく醤油も乗せてみましたが、ベストなのは、素材の味を引き立ててくれる壱岐の食べる椿油と、奈良県の吉野の山桜のチップで燻製されたローズ岩塩でした。
翌日は、実家に持って行き、バーベキューにて、稚貝をたっぷり堪能しました。
やはり炭火で焼くと、それだけで美味しいんですよね~ そのまま食べても十分でしたが、途中、レモンや橙を絞ったものをかけたりもしました。ここに、tsunagaru-tsunagaruのジンジャー&レモンがあったらどうだったかなぁ!? 3月中に食べ終えて在庫もないので試せませんでしたが。
BBQのシメは、夏でもないのですが、花火をしました。息子たちの一番の楽しみは、焼鳥と花火。
まだ夜は冷えるので、この日も半屋内でやっていましたが、花火の煙はBBQ以上でしたので全開してやりました。次回の花火はお盆の頃かと。
5月のGW、カレンダー上では明日までですが、家人の仕事は明日からあるので、わが家では今日が最終日。きのう一昨日と、まったりと家で過ごしてばかりでしたので、今日ぐらいは出かけようかなと思っています~
今年のGWは、佐呂間の新鮮な稚貝を頂いて、友人たちとも美味しさを共有できたことが一番の思い出です。佐呂間の漁師さんに感謝・感謝です