スリングで足を出す時の注意点
これまでのブログにも何度も書いていることですが、「足を制するものがスリングを制す」ということで、まず多いのが、足をいかに入れるかというご質問なのですが、そうはいっても1歳を過ぎると、スリングで足を出したままという機会も徐々に増えるので、これも講習会でもよくお伝えしています。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、試しに次男(3歳半;およそ身長100cm)を入れているところを撮ってもらいました(ご興味のある方は、スリング講習会にてご確認ください)。
スリングで足を出す時の注意点は、2つ。
スリングの下布は必ず膝裏まで引き伸ばすこと、下布は出来るだけ引き上げて足を固定する。
まずスリングに入れたばかりのところから。まだ何も手を加えていない状態が、こちら。
子どものお尻部分にご注目ください。スリングの布がかろうじてお尻にかかっています。
この時、もしお子さんの上半身がスリングからはみ出ているようであれば、まずは、その部分を修正してみましょう。
修正しようにも、リング位置が子どもの肩よりも下に来ていると、スリングを子どもの肩あたりまで引き上げるのは難しいので、まずはリング位置を上方に引き上げます。
それから、子どもの体が傾く→子どもが真っすぐに座れるように、スリングの中に手を入れてお尻を持って子どもの体の傾きを修正→布を肩あたりまで引き上げて、スリングですっぽり体を包み込む。
さて、ここからが重要なポイントです!
テールの外側部分(写真のように右肩にパットがある場合は、右手に近い側)を引きながら、お尻側の布を引き上げます。布を引き上げながら、たまっていた布を伸ばしつつ、グイッと膝裏まで持って来ます。
右写真は、膝裏までスリングの布を持って来て、更にお尻側の布を引き上げたところです。
写真では、下布を引き上げた後に、上布を、更に少し引いているところです。)
全体像の写真がないので、理想的な入れ方の全体像は、2つの過去ブログをご覧ください。
・新生児だっこと腰抱きメインのスリング講習会
・初参加の妊婦さんが半数のスリング講習会
偶然にも、理想的な入れ方をして下さっているママさんは、いずれも妊婦さんでした そういえば、妊婦さんとはいえ上のお子さんから抱っこのリクエストがあるので、短時間でもできるだけ抱っこしてあげたいというママさんが多かったように思います。お子さんたちも嬉しそうでした
こう書くと、妊婦さんでも上のお子さん連れを推進しているように思われる方もあるかもしれませんが、そうではありません。
やはり上のお子さんも一緒だと、他の小さい赤ちゃんをお借りして練習しようにもジェラシーを誘ってしまうことも多いので、上のお子さん連れという方も大歓迎ですが、実際にお連れになったほうが良いかどうかは、ママさんのご判断にお任せしています。
可能であれば、妊婦さんの頃に少なくとも2回ぐらいご参加いただけるとベストかなと。
産後は、なかなかスグにはスリング講習会に参加できなかったりするので、できるだけ産前からのご参加をオススメしています。なので、もし上のお子さん連れで上手く練習できなかったという方は、次の時にはママさんだけでいらっしゃるということもあります。また、その逆も多いです
今日は久しぶりにスリングに関することを書きましたが、これまでに書いた内容については、カテゴリー「スリング」をご覧ください (PCから読まれている方は、左のサイドバーのカテゴリー別からも選べますが、携帯からの場合は、上記のリンク先をクリックして下さい。)
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