さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

藤田祐幸(ゆうこう)さん講演会(1)

一昨日、長崎からいらした藤田祐幸(ゆうこう)さんの講演会についての備忘録をこれから書こうと思いますが、まずは、講演の中で一番インパクトのあった藤田さんの言葉から。 In our every deliberation,We must consider the impact of our decisions on the next seven generations. 7世代(1世代=30年として、200年)あとの人々へ与える影響を考えて、決めなければならない。 いま直面している問題は、震災ガレキの広域処理問題と、定期検査中の原発の再稼働。 しかしながら、そういった目前の小さい問題よりももっと俯瞰して、これからいかに自然と順応した国に変えていけるか、もっと先のことを考えるべきとも・・・。 上述の英文は、藤田さんの言葉ではなく、ネイティブ・アメリカンのイロコイ族(Iroquois;北アメリカ・ニューヨーク州北部の森林地帯に住んでいた先住民族で構成される5部族の集団のこと。イロコイ連邦)に古くから伝わる教えなのだそう。 この教えは、それまで王が決めたことに従うのが当たり前だったヨーロッパの人々の考え方にも影響を与え、フランス革命が起き、そしてアングロ・サクソンの独立(イングランド)がなされたとも。 ところで、イロコイ族といえば、よく聴いていた、jamiroquai(ジャミロクアイ)というイギリスのロックバンドを思い浮かべました。jam session(ジャム・セッション)の「jam」と、イロコイ族(Iroquois)を足して、Jamiroquai(ジャミロクアイ)となったらしいですから。 それからスリーマイル島原子力発電所事故以降、藤田さんが原発廃止を、論文ではなく週刊誌などの人の目に触れやすい形で訴えて来たものの、今回の(予想して恐れていた)事故が起きてしまい、無力感や絶望感に襲われたと、まず講演会の最初に強い語気でおっしゃっいました。 事故が起きtら原発が止められるかもと思ったこともあったものの、事故が起きても原発が止められない国民だと分かり、加えて、大阪落城、続けて江戸の本マルも落ちてしまった。何か目に見えない強い力が働いていると思っている・・・と。 ちょうど講演会の前日、6月22日に、大飯原発再稼働反対の首相官邸前抗議に4万5千人が集まっていたことについても、「日本には広場がないので(ヨーロッパや中国にはある)、ああいった具合に歩道を埋め尽くすしかなかった」と言われていました。 まだまだ続きますが(こちらの量の6倍はありましたicon10)、ひとまず今朝は、ここまでですhutaba