子連れランチ
先週のスリング講習会でもまた、ご参加くださったママさんから尋ねられました。
「子連れでよく外出されていますが、外食もフツーになさっているんですか?」と。
はい、生後1ヶ月以降であれば、スリングさえあれば、大抵の場所には一緒に出かけています。
勿論、子どもの気分もあるので、様子やテンションがいつもとは違うなと思えば、即座に席を立つこともありますが、授乳を要求しているだけだったり眠いだけのようでれば、そのままスリング内で授乳をして落ち着かせることも、(月齢によっては)ありました。
これは外食に限らず、例えば東京にいた頃であれば、公共の乗り物を利用することばかりでしたので、よく小さいオモチャやちょっとしたおやつを忍ばせておくといったこともしましたので、今でも外出時は、そういった準備をするようにしています。
ただ先週末の萩行きでは、そういった準備が十分でなかった上に(オモチャはお気に入りの小さいカバンに詰め込んでいましたが)、ランチで伺ったお店は休日ということでお客さんが多く、思いがけず注文してから30分ぐらい待つこととなり、かなり大変でした
正確には、暴れていたり荒れていたというよりは、ソファ席だったということで、かなりリラックスして家にいるような感覚になってしまい、外食なのに、家の中の様子に近い感じになってしまいました
リラックスしてくれるのは良いのですが、外食なので、家の中と全く同じようでも困るわけで・・・
ですがテーブル席だと周辺の席とも近かったりするので、子連れの時には店内でソファ席が空いていれば、そちらを選ぶようにしています。
とはいえ、ここ1ヶ月ぐらいですが、次男がソファ好き全開の時期に来ているようなので、次回からはやめておこうかなと。飲食店ではないですが、先日もルルサスにあるBiwa(ビワ)さんに一緒に伺ったところ、いきなりソファ席でリラックスしていました・・・。その時はゴロ寝しただけでしたが
さて、冒頭のママさんからのご質問には続きがありました。
「うちは、少し騒いでも大丈夫なようにと、ファミレスばかりを選んでいるのですが、それもどうかなと思って・・・」とのことでした。
どうですかねぇ ??
うちもファミレスを利用したことが数回ありますが、確かに、親もリラックスしているので子どもにも伝わっているかなと感じたことはあります。あ、リラックスすることが悪い訳ではないですし、私自身、いくらかリラックスしないと食事をしていても楽しくないと思っています。
ただ現実、子連れだと、どんな具合であっても「リラックス=油断する」といった状況になると、いざという時に対応できなかったりするので、やっぱり気が抜けないというのが正直なところです。それでも外食をするのは、やはり気分転換をしたい&美味しいものに出逢いたいという思いからです。
ファミレスも美味しいものや新鮮な空間があるので、ひとつの選択肢としてありますが、更に選択肢を広げてみると、思いがけない空間やひとにも出逢えるので、それも楽しみのひとつだったりします。
子どもも生まれた時から五感はあるので、自ら動き出さないうちからでも、あちこちに行ってみるというのも良いかなと、私は思っています。
以前、「話し始めたら(話が通じるようになったら)いろいろと連れて行ってみたいけど・・・」という方がおられましたが、喃語を喋るようになる前からでも十分に赤ちゃんには言葉やこちらの様子が伝わっていると思う場面が多々あるので、私は様子をみながら出かけてみるのもアリかなと。
勿論、子連れNGの場所にはわざわざ行きませんが、時間帯や曜日によってはOKという場所には、積極的にチャレンジしているほうかもしれません。
話が前後しますが、オモチャなどを持参して気を紛らわせる以外に私がよく使う方法は、いったん店外に出て外の空気を吸ってみるということです。
店内の閉ざされた空間の中では、おいそれと気持ちが切り替えにくくても(特に料理待ちなのでイライラ・もやもやしていたら)、ちょっと外の風に当たってみると気分が変わったりします。場面によっては、もしかしたら注意する親の側でもあるかもしれません。カッかして怒るよりも少し落ち着いて語りかけてあげたほうが親子ともに向き合いやすいかも!?
そういった辺りは、いま書きながら言葉を探したことなので、的確な表現ではなかったかもしれませんが、こういったことは生後まもない頃からよくやっていたことなので、スリングを卒業した今でも似たようなことをしています。
もっとも長男のように5歳になると、わざわざ店外に出て~ということはしなくても大丈夫なのですが、3歳2ヶ月になったばかりの次男には、まだこの方法が有効だったりします。
赤ちゃんの頃はスリングに入ったまま店外に出て外の風景を観ながら寝てしまったことや、授乳を始めたこともありました。いずれもスリング内でのことなので、こちらは体勢を変えることなく、そのまま店内に戻って食事が出来るので、小さいうちの外食は大変そうだと思われがちですが、実は、スリングが活用できる時期のほうが楽だったりします♪
毎日のライフサイクルがある程度、定まっているようでしたら、あえて寝る時間を予測して外食をしたり、外食前にしっかり遊ばせておくというのも良いですよね。
これも1歳半~2歳ぐらいまでであればよくやっていたことですが、その頃を過ぎると、今度は子どもの自己主張といかに折り合いを付けながら外食をスムーズに済ませるか~という感じになっていくので、事前の対話も十分にしておくほうが良かったりします。
もっとも事前に伝えることにより機嫌を損ねる~ということもあるので、タイミングや伝え方もあるかもしれませんが、スリングのユーザーさんには、この対話(コミュニケーション)を出来るだけするようにオススメしています。
というのも、スリングには、ベビーキャリア(赤ちゃんを運ぶための道具)と異なり、コミュニケーションをした上で入ってくれるものなので、親の一方的な思いだけでは収まってくれない(縛りつけられない)という一面もあるからです。
よく、「大人しいお子さんで良いですね~」と声をかけられることが多かったですが、実は、スリングは本人も納得した上で初めて入ってくれる場所(使えるツール)なので、大人しい子どもだから入ってくれているというものではありません。
これはスリングを使ってみてもらえると分かるのですが、スリングは一枚布とリング2つだけで造られているので(リングなしも含む)、お子さんが自ら、簡単に抜け出すことが可能なツールだったりします。
そういった意味では、お子さんがスリングから抜け出そうとしたことがある、入れようとするとジタバタする・・・という経験は、誰しもしたことがあるのではないでしょうか。それはお子さんの自己主張ですから、そっとお子さんの気持ちに寄り添って上げてみる=対話しながら気持ちを整理してみることが一番の近道だったりします。
子連れランチから少し話が逸れてしまいましたが、スリング講習会では、こういった子育てに関する話題もよく出て来ます。そして、今日ここで書いた内容の延長上にも出て来るのですが、「子どもの意思を汲み取って上げることとワガママの境界線って、難しいですよね・・・」という、次なる課題。
私もまだ子育て真っ最中なので、正解を実証することはできませんが(・・・もしかしたら私が死んでもなお正解は導き出されないかもしれませんが)、まずは、境界線をどこに引くのかは、子どもの親である私たちなのかなと思っています。少なくとも、親の周りのおじいちゃんやおばあちゃんではないように思います。
私たちと書いてみましたが、勿論、わたし一個人でも良いと思っています。場面によっては、旦那様とふたりだったり、信頼できる友人と意見を照らし合わせながらでも。要は、納得できる・きちんと説明できる境界線は、言葉にする自身にしか引けないものではないかと思っています。
それだけに色々な情報を収集したり状況を経験したりは、とても貴重なことだったりします。
どうぞ、スリング・ライフの延長上で、子連れランチも積極的に楽しんでみて下さいね。
昨年もまた、空間茶天さんでのランチ付きスリング講習会で外食デビューをなさったママさんが複数おられましたので、今年もそろそろ始めてみようかなと考え中です。またお店のリクエストなどもあれば、いつでも気軽にメールを下さい。お待ちしています
ちなみに私の初めての子連れランチは、長男がちょうど生後1ヶ月の時に初めて参加したスリング講習会後のことでした。その日はじめて会った先輩ママさんたち4人と、そのまま東京・阿佐ヶ谷の韓国料理店で楽しいランチタイムを過ごしました。
あの時に、全員がスリングに赤ちゃんを入れたままランチをしていた風景、そして韓国料理店でしたので赤ちゃんによっては母乳の味が変わると飲みたがらないということで特別メニューを選んでいたママさんがいたことなど、昨日のことのように覚えています。そして、その時のママさんたちとは今でも繋がっています。
ママ友とはまたひと味ちがう、主婦になってからの友達。とても貴重な出逢いでした
そんな出逢いが、スリング講習会やランチ会に参加して下さったママさんたちにもあれば良いな~という思いもあり、細々とではございますが、スリング講師を続けています
写真は、いま玄関に生けてある、ジャーマンアイリス。
いま時季は、あちこちでアイリスを目にしますが、私は、この色合いが一番好みです
ただ花瓶に入れてみると、意外と開花後にしぼむのが早いので、しぼむと即座にその部分を切り取っています。花弁が落ちたりせず掃除も楽なので、気に入っています。
やはり花が(も?)蕾が一番!そして、散り際などがシンプルなのが良いので、ホワイトレース(オルラヤ、オルレア)のように花粉が落ちるタイプは、どうもプランターで楽しむぐらいが良いような・・・。
田村覚志さんの線描画カレンダーとホワイトレースの相性は良かったんですけどね~