グェッリーノ・トラモンティ展
昨日や雪山を通って、萩へ行って来ました
防府も萩市内も晴天でしたが、途中の山道(国道262)だけが真っ白でした 途中止まっている車2台・・・「なんでだろね~」と二人で会話していましたが、その後に私たちも少し足止めになることに
ほとんど降っていなかったのですが、山中は意外と雪がまだ残っていました・・・。それで、初めてJAF(ジャフ)にも電話したのですが、結局お世話になることもなく、無事に萩に到着できました。
その時に、今後の参考に~とお値段のことも聞いてみました。
会員であれば、15kmまでは無料。そこから先は、1kmごとに700円とのことでした。なるほど~
さて、日本では初めての、本格的な回顧展。トラモンティ、私と友人のかなりツボに入りました
前回に伺った「ルーシー・リー展」と同じく、今回もまた文字などにもトラモンティらしさが。
こちら、山口県立美術館・浦上記念館のオリジナルのようで、国立近代美術館で開催された時のロゴともまた違っていました。
会場内も、「イタリア・ファエンツァが育んだ色の魔術師」のキャッチコピー通り、カラフルな色で溢れていました(リンク先=会場内の様子は、昨年の国立近代美術館工芸館の時のもの)。
作品は、陶芸からスタートしているのかと思いましたら、(1962年から6年間だけ絵を描くことは一切やめ、壷や皿などの器物の制作に打ち込んでいたらしいので)ざっくりとですが、彫刻→陶芸→絵画と制作活動をして来たようでした。
絵画には、独特のザラッと感があり、帰宅してから調べて分かったのですが、絵の具にまぜられた砂の効果だったようです。
それを友人も気になっていたのか、鑑賞後、友人がおもむろに「萩焼きに砂を混ぜながら手のひらから血が出ながら、ろくろを回すというのもあるよね」と話していたな~と、いま思い出しました。
絵画のザラッと感は、調べてみて想像していた通りでスッキリしたのですが、陶芸の製法はいまだに明確に分からず 可能であれば、今週12日にまた伺い、担当学芸員さんの作品解説を聞きたいぐらいですが、現実的には無理なので、ご存知の方があれば是非とも教えて頂きたいところです。
陶芸の中でも特に、直径40~50cmぐらいの円形や楕円形の陶板のことが気になりました。
いろいろな身近なオブジェが描かれている上からガラスが敷き詰められているのですが、いずれもヒビが入っており、描き終えて焼いた後にガラスを入れてそれから再び焼いて割れたものなのか、それとも意図的に入れた部分もあるのかなどが気になりました。
ガラスも透明なものではなく着色されたような箇所もあり、陶芸を実際にやる予定はないものの、制作過程が、とーっても気になりました。結晶釉が使われた作品も、とても美しかったです。
いや~今回は、どうして展示会場に動画がないのだろう?と本気で思いました。それらしきものがないのであれば、例えば、これまでのギャラリー・ツアーを録画したものでも良いのだけど・・・それも無理なのでしょうね。
ちなみに、会期中の担当学芸員さんの作品解説(ギャラリー・ツアー)は4回。
最終ギャラリー・ツアーは、2月12日(日)のは、11:00~12:00と14:00~15:00の2回。
ところで、陶板の着色されていない部分が赤っぽい色だったので気になりました。
グェッリーノ・トラモンティは、色彩豊かな「マヨリカ焼き」の産地でも知られるファエンツァ生まれ。
調べてみましたら、「マヨリカ焼き」は、地中海の赤土を使っているので、赤いそうです。
今回のグェッリーノ・トラモンティ展は、ルーシー・リー展に比べると会場が2階だけで終了していて、もっともっと観たかったな~という印象ですが、それでも財団所蔵ばかりでなく個人所蔵のも含めて158点もの作品があったようです。
先週たままた招待券を頂いて、はじめて知った、グェッリーノ・トラモンティ。
何層にもなっている質感、これは平面上からでは到底、想像がつかないものなので、ご興味のある方は、是非!招待券をわざわざ届けて下さった知人に、友人ともども、感謝・感謝のひとときでした
今週日曜日、12日までです。
そうそ、昨日は肌寒かったせいか、館内は、わずか4~5人の観賞者のみ。
いろいろと見応えあり、スタンプありで、わくわくする回顧展なんですけどね~。
鑑賞後のグッズもTシャツ、エコバック、ポストカードなどの小物雑貨しか置いてなくて、友人とは「デミカップとかあれば欲しかったね」と話しました(←実際には、高くて買えなかったでしょうが、ティーポットの取っ手などもとてもキュートで欲しくなりました)。
・・・それにしても何度、口にしても言いにくいですね・・・ぐぇっ、グェッリーノ