さくともの、のたりのたり日記

ベビースリングを広めるのが目的で始めたブログですが食べ歩きや雑貨屋めぐり~ウチ食・うち呑みなどの備忘録に移行中。

嫌がる帽子のかぶせ方

昨晩は何度か雪が降っていましたが、結局、私の住んでいる辺りは全く積りませんでした。

今日の予定が延期にならず嬉しいような、でも少し残念なような・・・。

さて昨日の夕方にアップしたブログの補足です。といいましてもマクドナルドについてではなく、スリングにまつわるお話です。

写真をご覧になった方で、「あれ!?」と思われた方もあるかもしれませんが、実は昨日のスリングの装着はベスト・スタイルではありませんでした。

どこで「あれ!?」と気付かれるかというと、リングの位置にあります。

いつも講習会でもお話していますが、テールを十分に引っ張った後でも、出来ればリングは胸よりやや上で鎖骨よりは下(鎖骨あたりだと、ちょうどリングが当たってしまいます)、これがベストポジションです。但し、腰のほうに回す横抱きをした際には自動的にリングがやや下に来てしまいますが、これは気にしなくても大丈夫です。(昨日の私はコートを上から着ていたこともあり対面抱きでした。)

昨日の私は、急ぎ出かけたい&ようやくアノ帽子をかぶってくれたので、ここで機嫌を損ねては元も子もないと思い、そのまま出かけました。

ただ、外に出た後も何とか修正しようと、信号待ちをしている間なども色々としてみましたが、やはりリングがあそこ(息子の顔の下)まで下りて来てしまっていると、ポーチ(子どもの入っている部分)の底の部分を引き上げようにも全く引くことが出来ませんでしたicon11 なので、ひとまずポーチの上部分だけでも、しっかり引いて密着度を十分にしておきました。

マクドナルドで購入後に思いがけず長居をしてしまいましたが、それでも座っていたせいか(子どもも途中から寝ていましたので)肩などは全く痛くなりませんでした。ですが、あちこち動き回る1~2時間コースだったら、あの装着スタイルでは少し厳しかったかもしれません。

ではどのようにしてリング位置を修正したら良かったのかといいますと・・・。

可能であれば、また一度スリングから出して入れ直すことです。シンプルですが、時間がない&子どもの機嫌を考えると、なかなか出来そうで出来ない(躊躇してしまう)方法ですね。

では、入ったままの修正の方法ですが、いったん引いたものを緩めて子どものお尻部分を軽く持ち上げて上げながらリングを肩の方に上げていきます。そして再度テールを(今度はリングが下がらないように注意しながら)引いてみて下さい。

また、この時のテールの引き方にもポイントがあるので、こちらを読んだだけではうまくいかないという方は講習会にもいらしてみて下さい。引く時の癖が(私も含めて)ありますので、その辺りも含めてベストな引き方をお伝え出来たらと思います。ただ、毎度、必ずベストでなければならないということはありませんので(ベストの状態は知っておいて欲しいですがicon10)、徐々にでも直していきながら使いこんでいってもらえると嬉しいです。

さて、スリングのことを先行して書いてしまいましたが、ここからは帽子についてです。

よく講習会にいらした方にも「あれ?今日は帽子はないんですね」と声をかけることがありますが、帽子は、生まれてすぐから習慣化していくことが効果的です。

これは、かつて(長男が生後1ヶ月の時、講習会に参加して)グーグースリングの輸入販売元の代表・ウィルキンソン有希子さんから言われたことなのですが、実践するほどになるほどと思うことが多いので、スリングのユーザーさんたちには必ずオススメしています。

恐らく幼稚園や小学校に上がれば、給食と似て、そこにある社会性に影響されて帽子をかぶるようになるとは思います。ですが制服を脱いだ場所(つまり、仕切られた社会性を脱した場面)でも同じように帽子をかぶるお子さんは、どのぐらい見かけますか?

帽子は(ご存知の方も多いと思いますが)、夏場は日よけ(ひさし)になってくれて、冬場は衣類一枚分に相当する暖かさともいわれます。

あれ?冬場は衣類一枚分に相当するのに夏場はその部分はどうなの!? と思われた方もあるかもしれませんが、実際に今年7月23日のフジテレビ「とくダネ」の番組内で実験をしていました。特集のテーマは「子どもの熱中症危険ゾーン」というものでした。(なぜ覚えているのかというと、この日にちょうど市民講座があり、そこでもこちらのお話をしたからです。)

ベビーカーが、地表からの反射熱によりいかに暑くなっているのか、公園で走り回る子どもの体感温度などを詳しく調査していました。その中で、帽子をかぶっていなかった子どもの髪の表面温度が45度だったのに対して、帽子をかぶっていた子どもの表面温度は、なんと31度!帽子をかぶっているとムシムシしてそうなイメージを持たれがちなのですが、数字が実証していました。

そんな便利な帽子ですが、意外と歩き始めてからで十分と思われている方が多いようです。(たまたま私は自身が帽子好きでしたので、ウィルキンソンさんに「外出する時はスリングとセットで帽子をかぶせましょう」と言われた時は、かぶせる良い口実が出来たと思いましたface05

また、「嫌がるので(帽子を)かぶせていないんですよ」というママさんが多いのも事実。

嫌がることを無理にさせることは良くない、もしくは徒労に終わりそうだと思って、お子さんが嫌がったらあきらめられているかもしれませんが、実は、スリングにお子さんを入れている限りは、何度でも再チャレンジするチャンスがあちこちに点在しています。

例えば昨日の息子のように、どうしても外に行きたいという意思がある時、そういう場合は「じゃあ、この帽子をかぶって行くんだよ」と言いながら、まずは愛着のあるスリングの中に入れます。それから帽子をかぶせて鏡の前に行き、「ほら、似合うよ♪」と本人にも確認させます。

この、鏡の前で本人にも確認させてみるということは、講習会に参加したことのある方でしたらご経験があると思うのですが、生後まもない、まだ周りがモノクロの世界にしか見えないような赤ちゃんであっても、「ほら、あなたは今ここにいるのよ」と見せてあげるのはとても重要なことだと思っています。

何となく自分がどう状況なのかは分かっているかもしれませんが、それでも鏡の前で、スリングに入ってお母さんの顔のすぐ近くにある自分を確認してあげると、ちょっとした安心にも繋がるのではないかと想像しています。これは月齢に関わらず同じだと思います。

それからベビーカーなどでは帽子を嫌がって脱いでしまえばそれまでですが、スリングであれば、嫌がって脱いだとしても、お母さんのスグそばに顔があるので、様子をみてまたかぶせてみることが可能なこともあります。どうぞ根気よく試してみて下さい。

もし仮に始めからうまくかぶってくれているようなお子さんでも、必ず一度は嫌がる時期が到来します。それでもアレコレ語りかけてあげて、かぶることのメリットなど伝えつつ帽子を習慣化させてみて下さい。

習慣化した子どもは、外出したいや早く帰りたいのサインとして帽子を手にするようになってきます。ちょうど外出したい、寝たいときにスリングを引きずってくるのとも似ていますicon47

ニット帽は、実は、すべて大人サイズです。

ですが作りがしっかりしているものであれば、1歳児の頭にもピッタリですicon12

ストライプ柄のものだけ長男のもので、今でもまだ1回折り返した状態で使っていますが、それも最初のうちだけかなと思っています。「大人になるまで使ってね~」と言ってありますが、はてさて!?

薄手の帽子はほとんど片付けましたが、ジーンズ地のものは長男の時もそうでしたが、次男もやはり一番のお気に入りのようなので、一年中、出してありますtoyoda09 出来るだけローテーションをさせたいので赤のチェック帽もあえて出したままです。1歳あたりから自分の好みのものばかりかぶりたがるようになったので、昨日のようにタイミングを見計らっては違うものもかぶらせるようにしていますicon10