ショーケン

先々週の、防府のフリマでご縁の出来た方から、本日、長襦袢（ながじばん）を譲って頂きました。

お電話で「ショーケンでないですが宜しいですか？」と言われ、うまく漢字変換できず「？」でしたが、「正絹」と分かり納得しました。なるほど正絹でないのでグッとお安いのですね・・・。

ちなみに着るのは私ではなく、家人です。

来月のキモノジャックに参加するのだそうです。私も参加したいと言いましたら「なんて恐ろしいことを・・・」と一蹴されてしまいました。

まぁ、さすがに乳幼児連れは厳しいでしょうね・・・。

着物の上からスリングも出来なくもないですが、せっかくの正絹がシワシワになりますでしょうし。

ちなみに写真は、大島紬です。この着物が目についたら家人ですので、どうぞ声をかけてやって下さいませ。無愛想な反応しか出来ないかもしれませぬが

今回が無理でも、私も20代半ばの頃に購入した着物を久しぶりに着てみたいものです・・・。

当時は値段もろくに知らないまま直感で気に入って2セットを買いました。いま考えると恐ろしい衝動買いです。呉服屋さんに乗せられてしまったというのもありますが、いま見ても渋い柄なので、もっと年をとってから着るのがちょうど良いぐらいかもと思うほどです。

「服の感覚で買ったら良いですよ」と呉服屋の社長夫人に言われ、「でも着て行く機会がなさ過ぎて減価償却できない気がします」と真顔で答えたところ、「会社帰りに立ち寄って着替えて呑みに出かけたら良いですよ♪」と勧められ、何度か着物を着て中州や天神、大名あたりに呑みに行っていました。

この時に着物の着付けも覚えましたが、もうしばらくやっていないので、来月の家人の着付けはやってあげられないと思います。

帰りは泥酔しきっていても必ず呉服屋にまた立ち寄り（なぜか夜中近くまで店員さんがいました）、着替えて帰っていました。そうして脱いだ着物をまたきちんと預かって下さっていました。

もうバブルが崩壊して5年ぐらい経っていましたが、いま思うと、その呉服屋さんの感覚にはまだまだバブルの名残があったのかもしれないです。しばらく福岡にも行っていないので、そのお店が今もあるのかどうか分からないのですが、久しぶりに行ってみたくなりました。

これもまた先日のフリマで目を引く着物に出逢えたお陰だと思っています。

来年もまたどんなご縁があるかと今から楽しみなところです♪